実写キャスト:高野八誠
概要
全ての「生」に対して憎悪を内包した存在。
人間ながらも「マンティコア」に魅了され協力することとなった。
マンティコアを戦いの道具、として扱いなんの愛着もないようだったが、最終的に守る意思を見せていた。この行動から彼の心はかろうじて人の粋を保てていたと言える。
最後はエコーズからマンティコアへ向けての攻撃(光の速さでの移動)を受け死亡。
後の作品にて明かされる事実として、人喰いの怪物「マンティコア」は人間が対処のできる悪であり、然したる脅威でもなかったが、彼が知恵と愛情を与えてしまったために人間が対処できない悪へと昇華させてしまっていたという背景がある。
彼自身、怪物を魅了するという特異なカリスマ性があり、それはマンティコア単体に限った話ではなく、世界中に存在する悪を魅了し、指導する可能性を秘めた世界の敵であったことが語られている。
彼の幸運、もしくは不運は彼が“全ての「生」に対しての憎悪”という思春期特有の世界に対する偏見を持った時期に本物の怪物に出会ってしまったことであり、この出会いがなければこの思想は恥ずかしい過去のものとなり、普通の青年になる可能性が大きかった。
しかし現実はそうはならず彼は人の身のまま心だけが怪物化した世界の敵になってしまった。
尚、作品が続刊するたびに強い敵が増えるこの手の作品特有のインフレの中で、続刊の度、彼は予知能力や読心術、監視衛星を介してもその存在と脅威性がブギーポップ以外に認識不可能だったという最強規模の隠密性を身に着けていた可能性が浮上してしまっている。