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あなたの記憶が戻らなくても私にはわかる。あなたはきっと素晴らしい人生を送って来たのよ。でなきゃ、神様があんな力を与えてくださるわけないもの」(第18話)


演:吉川りか

概要編集

鳥人戦隊ジェットマン』の第17・18話で登場したゲストキャラクターの一般人女性。


病弱ながらも心優しい女性であり、女帝ジューザの攻撃で人間に変えられて記憶を失ったラディゲを保護していた。ちなみに記憶を失っている時のラディゲは普段とは180度異なった好青年として振る舞っていた。


不治の病で医者から余命半年と宣告されていたが、病院のベッドを眠っていた早紀を哀れんだラディゲが「死ぬな!生きてくれ!君は死んではならない人間だ!」と懇願して無意識に放ったエネルギーで早紀の病気を完治させていた。

すっかり回復した早紀はラディゲの正体を知る事なく冒頭の台詞で彼を褒め称えていた。

しかし、心優しい一面を披露していたラディゲが程なくジェットマンとジューザの戦闘を目撃した事をキッカケに記憶を取り戻してしまう。


「私は知ってる。あなたは戦いなんかできる人じゃない。あなたは優しい人。愛を知っている人…」


ラディゲが元の姿に戻った後も説得しようとしたものの、当のラディゲは「愛だと!? 馬鹿な! このラディゲがそんな愚劣な感情を持つと思うのか?」と一蹴した挙げ句に恩人であった早紀を容赦なく殺害。

ジェットマンと関わる事なく人知れず物語から退場する事となった。


余談編集

あまりにも悲惨な形で命を落とした早紀の退場に関してはラディゲ役を演じた館大介氏も嫌悪感を抱いていたらしく、撮影前に坂本太郎監督や脚本を手掛けた井上敏樹氏に対して「何とか早紀が死なないようにできないのか」と苦言を呈していたが、監督達からは「ラディゲの残虐さを描写するのに必要なシーン」と却下され、とうとう「こんな嫌な役を演じるくらいなら降板したい」とまで言い出す事態となってしまった。

その後、役の立場の都合上、降板が難しかったために監督達から説得される形で結局最終回まで演じる事となった。


上述にある通り、記憶を取り戻したラディゲが愛を否定するような台詞を口にしていたが、同僚の女幹部に対しては密かに独占欲とも言える感情を抱いており、終盤では彼女を誰にも渡さないために殺害する等、(歪んだ形ではあるものの)皮肉にも自身が否定した「愚劣な感情=愛」を露にしていた。


関連タグ編集

鳥人戦隊ジェットマン ラディゲ


G2:こちらもジェットマンと関わる事なく人知れず退場したゲストキャラクター。


亜紀(ダイレンジャー)2年後の戦隊で登場した似たような役回りの一般人女性。ちなみに彼女と関わった人物の演者は皮肉にもラディゲと対立した敵幹部の役も演じていた。

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