概要
CV:工藤晴香
体の複数箇所にギアスの紋章が刻まれている謎の存在。
C.C.やV.V.と同様にギアスと深い関わりを持つ。集合無意識である「Cの世界」と対照的に意識の集合体であり、空間や時間への干渉も可能でコードよりも更に上位の存在である。
逆に現実世界に対して直接介入ができないため、スマイラスなどの現実世界の人物を介して干渉を行う。
その人格は対峙している者のそれを鏡写ししたようになる。そのため、スマイラスの前では高慢な態度であったが、レイラの時にはあどけない少女のような言動をとっている。
活躍
第3章にて初登場。スマイラスの前に現れる。
スマイラスは一度彼女を謀った事があり、その償いとして歪んだギアスの所持者であるシンの命を差し出すことを依頼する。
ちなみに彼との過去は、スマイラスがレイラの父ブラドー・フォン・ブライスガウを謀殺する際、時空の管理者にブラドーがギアスの所持者と虚偽の情報を吹き込み彼女に手を下させたことであるとオーディオコメンタリー及び舞台挨拶において語られている。
第5章ではレイラの前に現れ、ギアスにかかわりのあることを告げる。
森の魔女の同類かと問われた際には、「彼女は人間だよ」と答えている。
世界を観測し続けてきたため、人間の弱さに呆れていたところへシンが歪んだギアスに目覚めたところで「人間にギアスを与えたのは間違いだったかもしれない」「世界はギアスは回収すべきなのかもしれない」と考えていたが、人間の可能性を信じるレイラがシンの暴走を止めたことで一旦考えを保留。
そして、スマイラスの前に現れ、彼を完全に見放した上で死を宣告する(その直後、スマイラスは転移させられたアシュラにブリッジごと攻撃され戦死する)。
ゲーム作品
コードギアスGenesic_Re;CODE…有史以来初めての事態に困惑している。
スーパーロボット大戦DD…原作通りレイラの前に現れて対話を行うが、こちらでは並行世界の干渉を受けている所為もあってか、他の版権作品の神々にも関わるであろう重要な内容が付け加えられる。そして、彼女との対話を経たレイラはアキトと共に「ディバイン・ドゥアーズ」への参加を選択し、原作とは大きく異なる道を歩み出す事になる。
ちなみに今作でのスマイラスの扱いは非常に悪く、原作で行われた彼とのやり取りはほぼカットされている。
その後、フル・フロンタルとバナージ・リンクスもネオ・ジオングのサイコシャードとユニコーンガンダムのサイコフレームの共鳴により、彼女との邂逅を果たし、可能性への諦観から脱せられないフロンタルに対し、現実を突きつけられてもなお可能性を信じ続けるバナージは彼女との対話を経て原作以上に強固な信念を獲得し、フロンタルを打ち破り、自我をユニコーンに取り込まれることなくサイコフィールドを完全に制御することに成功し、コロニーレーザーを防ぐ原動力となった。