概要
第19,51,52話登場。
声は高塔正翁。
黄金バットのライバル的立ち位置におり、配色以外は同一の外見をしている。
暗闇バットはアニメオリジナルだが、そのルーツは紙芝居の『黄金バット』の前身となった「黒バット」にあり、先祖的存在に当たる。
彼は、英語やイタリア語の吹き替えなど、アニメの西側放送では「ドクター・デス」として知られています。
出自は黄金バットと同じ古代アトランティス人で、黄金バット同様にさまざまな異能を持つ。しかし、その能力を使ってしたい放題のことをしていたため、正義の使者たる黄金バットとは当時から激闘を繰り広げており、最終的にはアトランティスの僧侶によって封印された。
悪の科学者・ナゾー一味は、古文書を手がかりに暗闇バットを復活させ、弱点を握っているのをいいことに協力させた。ナゾーの命令には渋々従う暗闇バットだったが、黄金バットへの敵意は消えておらず、打ち負かすべく暗躍する。
圧倒的な強さを振りかざし、ナゾーに連戦連勝する黄金バット。そんなワンサイドゲームを打破する同等の敵として、視聴者の期待を受けて暗闇バットは登場した。
しかし、暗闇バットのやったことといえば、銀行強盗やカージャックといった犯罪レベルの悪事。対して、当の黄金バットは、ナゾー基地を破壊するために世界遺産の遺跡を更地にしたり、世界中の核兵器を集めた倉庫を空中で爆破したりといった具合で、スケールからして違う。
実際に対決してみれば、まさかの秒殺。灰になった。
バックグラウンドと小物ぶりの哀愁漂うギャップは、黄金バットとは別の方向でキャラ立ちしている。
ただし、黄金バット側も他の戦いと異なり、本気で戦ってるようなので、ある意味黄金バットを本気にさせた敵とも言える。
ちなみに、暗闇バットについての古文書は一人称で書かれていた。つまりこの男、自伝を書いていたのである。
そんな暗闇バットだったが、終盤には復活させられ、ナゾーを差し置いて黄金バットの最後の敵となる。
そして四次元の世界で善戦した末、消滅した。
なお黄金バットのシルバーバトンと同型の杖を武器としているが、初登場時と復活時で色が異なっている。
初登場時は色もシルバーバトンと同じだったが復活後は黒になっており、次回予告でも「ブラックバトン」と呼称されていた。またこのエピソードでは、古代アトランティスの回想シーンでも黒になっている。