月光聖市
つきみつせいいち
白鳥士郎作の小説・アニメ「りゅうおうのおしごと!」の登場人物。
cv:速水奨
日本将棋協会会長を務めるA級棋士のひとり、九段。実績では名人に勝るとも劣らない。
20代の若さで失明しながら、現在、17世永世名人になる資格をもち、32期にわたって名人戦挑戦者リーグA級に在位、通算で27のタイトルを獲得、一般将棋戦22の優勝を誇る天才棋士。
清滝鋼介九段の兄弟子でよく清滝家にいた事があるため、鋼介の娘の桂香から兄貴分のように思われている。
雛鶴あいを弟子にとった竜王・九頭竜八一に、2人目の弟子として夜叉神天衣をとることを勧めた張本人でもある。
実は自分以上の才能を持つ八一の指導が自分には向いてないのでは?、と思った鋼介に八一の師をお願いしたことがあるのだが八一の事を考え、断った過去を持つ。
夜叉神天衣の父・天佑と対局、勝利したことがあり、このとき、月光と天佑が気づかなかった天祐逆転の詰み筋に少年時代の九頭竜八一が気づいたことを見込んで、娘の師に八一を望んでいたことが天衣の口から語られている。
秘書の男鹿ささりから好意を抱かれてるが基本的に流している。
あいの弟子入り披露を結婚式さながらのショーにするなど、日本将棋協会の会長としてスポンサーの獲得や宣伝などに余念がなく度々九頭竜一門を巻き込んでいる。そのため八一からは「悪党」呼ばわれされることも。
何かと騒ぎ立てるマスメディアの対応には苦労しており、棋士や将棋界を守るため様々な手を尽くしている。会長に就任したのも前会長の性格や行動に問題があり周囲に押される形で就任したという経緯がある。
アニメOPでは八一と銀子の師・清滝鋼介九段とタイトル戦を戦っているシーンがある。
モデルとなった棋士は名人戦順位戦リーグA級在位32期、タイトル獲得総数27、一般棋戦優勝22回と、経歴も同じであり、将棋協会長就任歴もある十七世名人・谷川浩司九段。