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朝鮮中央放送

ちょそんじゅんあんほうそう

一般的には偉大なる金日成将軍、金正日将軍、ならびに金正恩将軍同志を褒め称えまくることで有名な放送局。朝鮮民主主義人民共和国(以下:北朝鮮)の国営放送局でありテレビとラジオで放送を行っている。運営機関は朝鮮中央放送委員会である。
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概要編集

조선중앙방송(Korean Central Broadcasting Station)

(朝鮮中央放送)


朝鮮中央放送(チョソンジュンアンほうそう)とは、北朝鮮の放送局、あるいは放送運営組織のことである。

英語名称は「Korean Central Broadcasting Station」、愛称はTRKで愛称と英語名称とが異なるが、愛称の方は「Television and Radio of Korea」の略称。国内向け放送として、複数のラジオとテレビ局がある。

また、大韓民国統治圏(南朝鮮)及び国外向けの朝鮮語放送(国際放送)として「平壌放送(ピョンヤンほうそう)」、朝鮮語以外の外国語による放送として「朝鮮の声放送」(英語:Voice of Korea)がある。


国内向け放送及び平壌放送では放送開始時の国歌(愛国歌)演奏後に「栄えあるわが祖国、朝鮮民主主義人民共和国、万歳!」「朝鮮人民の全ての勝利の立役者であり、導き手である朝鮮労働党、万歳!」と言うスローガンが読み上げられている。2003年4月までは「偉大な領袖・金日成同志の革命思想万歳!」「栄えある朝鮮労働党万歳!」というスローガンが使われていた。


この放送局の前身は日本統治時代の公共放送である「社団法人朝鮮放送協会」である。第二次世界大戦終結後、進駐軍であるソ連によりソウルからの放送を分断(なお、ソウルでの放送は9月まで日本の支配下にあったとされる),10月には平壌放送局において北朝鮮独自放送を開始した。その後各種名称変更を経て、1948年、朝鮮中央放送(現在とは異なる組織)となる。その後、1963年のテレビ放送開始、1967年の周辺諸国への対外放送のための放送局との分離(平壌放送)を経て、1972年、現在の状況となる。


この放送局組織(組織としては朝鮮中央放送委員会)以下の放送局を所有する。

テレビ局編集

  • 朝鮮中央テレビ(国際衛星放送あり)
  • 朝鮮教育文化テレビ(教育放送、かつてソウルでも視聴可能)
  • 万寿台(マンスデ)テレビ(娯楽放送)

基本的にテレビ放送は有線放送であるため、国外での視聴は不可能。ただし、朝鮮中央テレビは国際衛星放送があるため、視聴可能。


ラジオ局編集

  • 朝鮮中央放送 (国内向け)
  • 平壌放送 (国外むけ朝鮮語放送)
  • 朝鮮の声放送(Voice of Korea)(国外向け外国語放送)
  • 平壌FM放送

北朝鮮国内においてラジオは日本における株・競馬 短波ラジオのような周波数固定式のみが利用される。


一般的な放送イメージ編集

NK-POPが鳴り響き、娯楽番組も基本的にプロパガンダで、抑揚をつけた独特の原稿読みのニュース等が放送される。軍事関連では勢いの強い勇ましい口調、いわゆる絶叫口調になることがほとんど。


ミサイル発射や核実験などのたびに朝鮮中央テレビの映像が使われることが多い。ニュースは長らく背景はブルーバックだけという超簡素なスタイルだった。またアナログ時代はNTSCへの変換のためか、もとから悪いのか、えらく画質が悪くニュースで紹介される際には独特のホラー感を与えていた。


日本とならんで珍しくニュース冒頭でアナウンサーがお辞儀をする国でもある。


中央放送の常套句~警告集編集

無慈悲な鉄槌

無慈悲な懲罰

無慈悲に撃滅

無慈悲に粉砕

無慈悲な報復

無慈悲な報復打撃

無慈悲な対応措置

無慈悲な軍事的措置

無慈悲な軍事的打撃

全般的な戦線で無慈悲に対応

容赦ない攻撃

容赦なく撃墜

容赦なく処罰

容赦ない軍事的措置

全般的前線での容赦ない粉砕

際限の無い報復打撃

より恐ろしい懲罰

全戦線での全面的軍事打撃行動

再侵略戦争の砲声

報復聖戦

壊滅的な打撃

物理的打撃で鎮圧

予想を超える打撃

強力な物理的報復

戦争挑発の前奏曲

本当の戦争の味

未公開で最先端の世界的な打撃力量と安全保衛手段がある

この世の誰も体験したことのない最も厳しい懲罰

先軍の銃でことごとく一掃

本当の戦争を見せる

絶対に無事ではなくなる

無慈悲な打撃で断固懲罰

物理的打撃は避けられない

無慈悲な電撃作戦

無慈悲な軍事攻撃

2次、3次の強力な物理的報復打撃

元首らの牙城を火の海に

無慈悲で激しい叱責によって裁く

容赦ない無慈悲な打撃

深刻な打撃を再現する事になる

第2、第3の、予想もつかない軍事的な打撃を加える


日本における聴取編集

テレビ局の場合、気合で衛星放送電波を拾うしかないと思われる。


ラジオの場合、AMラジオの電波を拾う。

朝鮮中央放送の場合、韓国の妨害電波、及び混信する地域もあるが、無慈悲な出力であるため夜の受信は容易。名古屋のCBCラジオは同一周波数なのだが、30倍の出力(CBC50kWに対し1500kW)があるので、三重県桑名の送信所からそこそこ近い岐阜市内ですら地元局のCBCが夜間聴取不能になるほど朝鮮中央放送の信号が強く、CBCがほぼ一方的に押しつぶされる日本海側ならばなおさら容易。

平壌放送の方は主に日本海側で受信できる地域が多いが、韓国MBCなどと混信しやすい。

日本の民放AM停波後は怪電波の独壇場になるのではないかと期待(?)されている。

短波ラジオもあり。


日本語放送(ラジオ)編集

朝鮮中央放送は、対外放送の一つとして日本語放送も行っている。

平壌のスタジオからの対外放送「朝鮮の声」は、中波(AM)と、短波(SW)で発信されている。

運がいいと、普通のラジオでも受信ができるが、短波ラジオを使用して短波放送を狙ったほうがより確実に受信ができる。(プログラムは中波・短波共通である)

アナウンスは、一般に高圧的とイメージされる北朝鮮の放送と違ってかなり穏やかな調子である。

また、ニュースの他に音楽や文学作品の朗読、「お便りのコーナー」も存在し、構成そのものは日本の放送局とさほど違いはない。


ただし、コンテンツは主体思想と指導者様に関連したものが殆どを占める。


偶に、日本人による軍歌や文学作品のリクエストに応えたものが流れる。

色々と閉鎖的なかの国でも、一応手紙は届く様子。


関連タグ編集

北朝鮮 ラジオ テレビ 朝鮮労働党


李春姬(リ・チュニ)・・・メイン画像のピンク色の服を着たアナウンサー。彼女もここに所属している。


宮崎放送・・・こちらは日本のラ・テ兼営局。愛称のMRTは「Miyazaki Radio and Television」の略で、TRKと同様に英語名称と愛称とが異なる。

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