木山裕策
きやまゆうさく
1968年10月3日生まれ。大阪府大阪市京橋出身。
tearbridge production(エイベックス系列)、ユニバーサルミュージックを経てキングレコード所属。
大阪外国語大学在学中に友人とバンドを組み、ボーカルとしてビリー・ジョエルを好んで歌っていた。大学卒業後はプロのミュージシャンを志すが断念し、その次はシナリオライターになろうと思い日本脚本家連盟ライターズスクールに通うがなかなかうまくいかず、最終的には一般企業に就職して会社員として働いていた。
その後も音楽はあくまで趣味として続けていたが、2004年頃に左側の甲状腺に悪性腫瘍が見つかり、全摘出手術を受ける。この手術で声帯とつながる神経を傷つけて声を失ってしまう危険性があり、これがきっかけで「もし手術が成功して声が残ったら歌手の夢に挑戦しよう」と考えるようになる。
手術は無事成功し、リハビリの成果で歌が歌えるまで回復した。この時から手術前の決心と併せて「自分の声をCDに残して子供たちに聞かせたい」と思い、メジャーデビューを目指してオーディションに取り組むようになる。
2007年、日本テレビ系のオーディション番組『歌スタ!!』に出演。1度目のプレゼンテーションで審査員として参加していた作曲家・多胡邦夫の目に留まり、多胡とオリジナル曲「home」をワンコーラス分制作して最終プレゼンテーションに臨むがこの時は失敗に終わる。
一度はメジャーデビューの夢を諦めかけるが、多胡の説得で「home」をフルコーラス分制作し、2度目のプレゼンテーションによってデビューが決定する。
2008年2月6日にシングル「home」でtearbridge recordsからメジャー・デビュー。
同年12月31日の『第59回NHK紅白歌合戦』に出場する。
2016年にユニバーサルミュージックに移籍する。
2020年よりキングレコード所属となり、レーベルの先輩にあたる由紀さおり・安田祥子とのコラボレーション楽曲を発表したことをきっかけに、2021年からは「安田ファミリー」の一員としてコンサートにも参加するようになった。
かつては平日に会社員として働きながら、土日に歌手活動を行う“二足のわらじ”生活をしていた。2010年に「子どもたちと過ごす時間を増やしたい」と残業の少ない会社に転職し、2019年にその会社も退職し、現在は専業の歌手として活動している。
転職前は「某出版系企業」の求人サイトの広告などを手掛ける部署に勤めていた。のちにリクルートだと公表している。
『千鳥の鬼レンチャン』では、「細シャ」「細魚」とあだ名を付けられ、Mr.シャチホコとのコンビが話題になるなどすっかりいじられキャラが確立してしまっている。詳細は下記。
自身ががんになった経験から、医療関係の講演会やセミナーも積極的に行なっている。
千鳥の鬼レンチャンでは改名させられたりアーカイブで多く登場するなど、名物出演者となっている。
シャチホコが彼のものまねを行い「もっと木山」と評され、さらには「もっと木山」を襲名した影響からか、本人も何故か衣装をシャチホコに寄せて出演することになったのが初登場回。シャチホコが「もっと木山」と呼ばれたことに引っかかっており、自身は「もっともっと木山」だと主張。しかし、シャチホコにレンチャン数で敗れてしまい、何故か木山裕策の名を剥奪されることになる。そして付いた別名が細いシャチホコ、通称「細シャ」。その後は「細シャ」として番組から扱われることになり、楽屋も「木山裕策様」ではなく、「細シャ様」となってしまう。
細シャとして出演した際には、「細シャ(元 木山裕策)」と表示される。シャチホコのレンチャン数を越えて細シャを脱出。木山奪還となるはずだったが、シャチホコの最高記録を越えたら(9レンチャン)本当に奪還と自分自身でハードルを上げる。脱出後一時的に「名無し」となるが、レベル9「アゲハ蝶/ポルノグラフィティ」で失敗し、シャチホコ越えとはならなかったため、コブクロの未来を歌った際に画面から木山の頭がフェードアウトしてクリアした際に飛び出してきたことから「魚みたい」となり、「細魚」(ほそぎょ)を襲名。濱家は「それはサヨリなんですよ」とツッコんでいた。「ほそぎょ」にするか「サヨリ」にするかは後日木山家に決めてもらう流れになる。放送後、本当に木山家で「ほそぎょ」か「サヨリ」かで家族会議が行われた。
細魚として出演した際も楽屋や表記は細シャ時代と変わらず。今回はフジテレビ入局の様子を隠しカメラで映して放送された。8レンチャンまでいったものの、前回失敗したポルノグラフィティのアゲハ蝶をリベンジするが、前回の失敗箇所はクリアするも別の箇所で失敗して木山裕策の名を取り戻すことはできなかった。なお、鬼レンチャンのおかげでディナーショーに子供が来るようになったらしい。
27時間テレビでのタッグモード大会ではシャチホコとタッグ。前回挑戦時に約束していた80万円かけたサヨリのカチューシャを付けて歌うハメに。本人曰く、歌いづらいとか。ロングトーンがある曲では縦型のサヨリカチューシャを付けて歌ったりしていた。歌の方は相変わらず安定しており、今回も8レンチャンまで順調に成功。そして9曲目。因縁のアゲハ蝶はリストにはなく、桑田佳祐の白い恋人達に挑戦。高音と裏声が多発し、尋常じゃない歌唱力が問われる超難曲は非常に難しく、裏声のパートで撃沈。またしても木山の名を取り戻すことはできなかった。
そして2024年4月に細魚として久しぶりに出演。ほいをボイストレーナーとして指名する、自身と同じ名のついた木山寺に行って祈願するなどこの回のためにかなり力を入れてきていた。しかしロングトーンで潜るのは変わっておらず、4曲目「大空と大地の中で/松山千春」のラストの超ロングトーン(爆釣チャンス)で結局沈み、釣られてしまった。さらにほいとのツーショット写真での細魚がスティーブ・ジョブズみたいだと言われ、さらに前回の大悟の発言により桃説が浮上し、「ジョブ魚」「桃魚」という新たな名前がポンポン出るがそれでもレンチャン数を重ね、8曲目を前に30分の精神統一を行い無事クリア。そしてレベル9に到達し、選んだのはやはり「アゲハ蝶」。過去2回泣きを見た因縁の曲に立ち向かい、ついにノーミスで歌い切り、ついに木山の名を取り戻した。しかし木山奪還で気が緩んだためか、レベル10ではLUNA SEAの「ROSIER」を選ぶが、速いテンポの中音程を下げられず失敗。鬼レンチャン達成とはならず、さらに千鳥から次回また8レンチャン以下なら再び木山剥奪の可能性があると勧告された。
ちなみにこの番組では木山かシャチホコのターンにVTRに映り込むスキンヘッドの人物を木山と言う風潮があり、現時点で6人いる。
第1の木山:木山裕策(本人)
第2の木山:Mr.シャチホコ(もっと木山)
第3の木山:番組スタッフ(スタッフ木山)
第4の木山:新沢としひこ(シンガーソングライター)(チョップスティック木山)
第5の木山:とも兄(ノブの兄)(とも兄木山)
第6の木山:三浦雄一郎さん(タカトシ・トシの兄/木山と木山生みの親)(キングレコード木山)