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朽ちた箱舟ポラリス

くちたはこぶねぽらりす

ゲーム『スプラトゥーン2』の「サーモンラン」モードに登場するステージの1つ。
目次 [非表示]

かねてより調査中だった『朽ちた箱舟 ポラリス』付近で、

シャケが大量発生する予兆が確認されました。

現在、バイト派遣の準備を進めています。

決行日は11月7日(水)。

待機中のバイト諸君は募集が開始され次第、速やかに行動に移ってください。

―――――――――クマサン商会


『おやすみ ポラリス』


概要編集

スプラトゥーン2』Ver4.2アップデートで追加された、サーモンランモード用のステージ。公式から最後の追加ステージであることが明言されている。

なお間違えられがちだが「方舟」ではなく「箱舟」である。


ステージ構造編集

中央の大きな高台から螺旋状に段が下がっていく構造で、大まかに上段・中段・下段(海岸)の3つに分けられる。ステージ形状が点対称に近く方角が分かりづらいため、目印やシャケの出現位置を予習しておくとよい。


大きな特徴が、ステージ全域に張り巡らされたライドレール。

迅速な移動や緊急避難に便利だが、シャケのヘイトを買っている状態で乗るとシャケがレール終点に向かうという性質がある。うまく使えば誘導に利用できるが、出待ちされる可能性もあるため途中下車も選択肢に入れよう。

また移動中のタワーやカタパッドに当たって叩き落とされたりすることもあるので、「ライドレールがあるから避難できる」と過信するのは禁物。

ただし、ウキワ状態でもレールに乗れることは覚えておいて損はない。

なお、終点でBボタンを長押ししながら飛び出す方向と反対方向にLスティックを入力し続けると終点に居座ることができるが、しばらくやっているとハメ防止なのかザコシャケが大ジャンプして襲ってくるためあまり効果的とは言えない。


実はステージ最上段はわずかに傾いており、この傾きで方向を確認できるというバイターもいる。「なんとなく方角や土地勘を感じる」というのはこれの影響だと思われる。

ただ、意識しすぎると画面酔いや平衡感覚喪失、めまいを起こす可能性がある上、勝手にボムが転がっていったりすることも無い。頭に入れておくぐらいでいいだろう。


戦略編集

基本的には「最下層には下りずオオモノを上段~中段まで寄せて迎撃する」立ち回りが推奨される。

下段はシャケのスポーン地点であり、滞在してしまうと一気にヘイトを買ってやられてしまうだけでなく、寄せの妨害にもなりかねない。ドンブラコ右下同様、タワーやカタパッドの迎撃に行くのでもない限り無用な立ち入りは厳に慎むべきであり、金イクラも無理に取りに行く必要はない。


海岸に湧いたタワーやカタパッドはボムや撃ち下ろしで早め早めに撃破し、早急に撤退しよう。戻りたい場合は壁塗りでの垂直移動やレールの使用をおすすめする。

上段にいる場合、位置関係上タワーのハイパープレッサーは下から上に飛んでくる(「地面から生えてくる」と表現される)ことが多いため、タワーが見えたら一度足元を見るとよい。


厄介なのがコウモリで、アメフラシ弾が足場裏に飛んでくることが多く迎撃が困難。またうかつに下に下りられないため、下段に出現された場合、短射程ブキでは対処が難しい。さらに本ステージにはコウモリ専用の足場が設置されており、討伐に行くことも難しい……と厄介な要素のオンパレード。取りこぼしが無いように注意しよう。


なおカンケツセンは絶対に下から開けることを徹底するように。

うかつに上を開けると上段がシャケで埋め尽くされ、納品もままならない惨状となる。


満潮時編集

最上段と2段目以外すべて水没する。

高台が消滅するため避難もできず、奥の金網に湧いたタワーも処理できないため非常に危険。足場が狭いためバクダンやカタパッドの流れ弾に被弾しやすく、テッパンに射線を遮られればザコの殲滅が間に合わなくなる。ラッシュやグリル時の難度は言うまでもない。

その鬼畜ぶりは攻略サイトでも「脳を殺意で満たしておくことを推奨する」と表現されるほど。


基本戦法はリスキルであり、全員が同時に納品に戻るのはなるべく避けるべき。前線を空けたために最上段へシャケの侵攻を許すことは壊滅一歩どころか半歩手前を意味する。

リスキルが失敗した時点で即座にスペシャル発動(特にジェットパックボムピッチャー)の発動を選択肢に入れよう。目安としては

  • 「最上段への道を取られた時点でスペシャルをスタンバイ」
  • 「最上段までシャケが侵攻してくるか、味方がやられるようなら即座にスペシャル」

である。ただしハイパープレッサーは足が止まるため、協力してくれる味方が欲しい。

前線が押し込まれてきたら上段や外周レールから徹底的に弾幕を張り、可及的速やかに母なる海にお帰り頂こう。


特に注意……というより最優先討伐対象のオオモノはコウモリとヘビ。

前者はアメフラシ弾の迎撃に失敗した場合ステージ全域に雨が降ることが確定してしまう。後者もステージ面積に対してデカすぎる(操縦手が海から出るころには頭がコンテナに到達している)ため、放置は味方の分断からの各個撃破を招いてしまう。「傘・即・斬」「蛇・即・斬」を徹底したい。


なお、特殊ウェーブでもハコビヤが発生した場合は非常に楽。シャケのコンテナを探して血眼で走り回る必要はないからである。


不幸中の幸い、コンテナが近いので寄せを考えず即座に殲滅しても納品は容易。

文字通りの背水の陣。処理が滞ればウキワからのWork's Overあるのみである。


干潮時編集

まず方角が分かりづらいが、最上段から周囲に台が伸びていない方向が干潮の方向となる。

分からない人は

  • クマサン商会の船の方
  • ブイが一つも無い方
  • 背景のロケットの噴射口の左
  • 背景に遠くビル街がある場所
  • 水平線の光の真反対方向

のいずれかを覚えよう。

ただ問題はシャケが湧く場所で、コンテナ付近に直接上陸してくる。誘導をうまく考え、倒す順番をよく考えたい。


遠方にタワーやカタパッドが湧いたらすぐに倒しに行くかハイパープレッサーを切って構わない。

コンテナ付近がカオスに陥ったら手遅れになる前に各種スペシャルで薙ぎ払ってしまいたい。


設定に関する考察編集

イカ研究所より公開された初報では、次のような文章が公開されていた。


希望を積み、滅びゆく地上から旅立ったとされる箱舟は、かつて何を見たのだろうか?

機能を停止したゆりかごは今、この地で静かな眠りについている。


背景に見える墜落したスペースシャトルのような宇宙船、の名を冠した船名(イカ世界の命名基準ではありえないはず)、この世界では既に滅びたはずの言語(実在のブランドなどが記載されたフェスTは除く)で書かれた看板など、多くの考察の余地を含んだ情報から、当時より有志を盛り上がらせていた。


また、ステージ内の看板では「Active Bear Area」(熊注意)なる文面が確認でき、「クマ」サンと何かしらの関連があるのでは? との考察も存在した。


上記の初報の画像を拡大すると、宇宙船の翼に薄っすらと「ICA」なる文字列が書かれているのが確認できる。メタ的に言えば「ICA=イカ」と掛けたシャレと思われるが、適当に文字を当て嵌めるとしたら「International Committee for Aerospace」(国際航空宇宙委員会)とかだろうか?

ただ、翼には他にも「PRIVATE PROPERTY」(私有財産)という字面も確認できるため、何らかの企業や個人が打ち上げた宇宙船とも考えられる。そうなると、宇宙船を打ち上げられるだけの莫大な財力を持つ大企業や資産家の船だったのだろうか?


余談編集

  • マルチプレイのステージでライドレールが導入されるのはミステリーゾーン『キミのハートにライド・オン!』に続き2回目、通常ステージでは初めてである。
  • ひたすら下段に留まるプレイヤーは侮蔑の意味を込めて「最下層民」とあだ名されることもある。前述の通り本ステージで下段に留まり続けることは極めて危険であり、厳に慎みたい。
  • 本ステージは通常時でもかなり空が暗く、特殊ウェーブ発生が分かりづらい。区別できる点はイカの通り。
着眼点通常特殊
空の色青紫
地平線オレンジ色に焼けているほぼ光っていない
干潮側のビルの明かり点灯消灯
海の色深緑
見える見えない
見える見えない

関連イラスト編集

朽ちた箱舟 ポラリス【スプラ】ポラリスからリッスコで対岸の花火が見隊


関連タグ編集

スプラトゥーン2 クマサン商会 サーモンラン

北極星:名前の由来















箱舟の真実編集

この先、スプラトゥーン3及びヒーローモードReturn of the Mammalians」、そしてスプラトゥーンシリーズの世界の根幹に関わる重大なネタバレがあります。

警告を理解した上でスクロールして下さい。
































宇宙船「ポラリス」は、人間の最後の希望だった。


バンカラ地方の謎の地下空間「オルタナ」でAIイルカが記録していたExtra Logに、ポラリスの情報が記述されていた。

その内容は、「荒れ果てた地球を見限った人類は、生き残った動物たちを宇宙船「ポラリス」に乗せ、コールドスリープさせて新たな惑星へと共に向かった」というものであった。


地球を発ったポラリスは順調に航行を続けたが、太陽系を離脱する直前でデブリとの衝突にて故障。地球へ一度戻ろうと判断した乗組員により方向転換を試みて引き返すが、あと少しのところで燃料切れを起こし、地球の周回軌道上を10000年以上に亘り漂う羽目になった。


時は流れ、やっと地球の重力に引かれポラリスは地球に落下。

その段階で、乗組員もコールドスリープしていた動物たちもすでに死亡していた。

哺乳類の未来を賭けたフロンティア計画は虚しく寂しい失敗に終わったのだった。


……偶然生きていた、ある一匹の哺乳類を除いて。

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