声・置鮎龍太郎
ヒロインの一人「柏崎星奈」の父親で、聖クロニカ学園理事長(実写映画版では遠矢市の市議会議員)。
総髪・着流しという和風な外見の美丈夫。主人公「羽瀬川小鷹」の父・「羽瀬川隼人」とは学生時代からの無二の親友で、隼人からは「ザキ」という愛称で呼ばれている。
「天馬(てんま)」と書いて「ぺがさす」と読む如何にもDQNネームな自身の名前があまり好きではない様子らしく、「ぺがさす」と呼ばれると激怒することもある。
気難しい性格で、プライベートでは友達が少ないらしい。酒には非常に弱い上、酔うとすぐ寝てしまい絶対に朝まで起きない。親友の息子である小鷹を非常に気に入っており、彼の中では娘・星奈の結婚相手と認識されている。
中学時代は陸上部で、かつては全国級のランナーだったが、新聞に自分の名前が「柏崎天馬(ぺがさす)」と振り仮名つきで載ったことがトラウマとなったことで辞めてしまう。だが、現在でもその「ペガサスダッシュ」と呼称された俊足は健在。
来歴(CONNECT)
文武両道にして非凡な能力を発揮し、モテモテ状態で中学時代を過ごす。
だが、本人は婚約者が居た為恋愛をする気はなく、女生徒からの度重なる告白に辟易していた彼は進学先に男子校を選び、そこで隼人と出会い彼にとって珍しい個人的な友人となる。
ある日隼人に「女の子を紹介して欲しい」と頼まれたことをきっかけに、知人だったノエル・レッドフィールドと彼女の友人であるアイリ・アーロン(のちの羽瀬川アイリ)と合コンをすることになる。
隼人はアイリに一目惚れし、交友が広いくせに恋愛には意外なほど奥手な隼人に付き合って4人で遊びにいくことが多くなり、その中でノエルとの距離を縮め一線を越えるに至る。
この際のノエルとの交流と彼女の語った『面白い学園』という言葉が自分の人生はすべて決まったレールの上で定まっていると考えていた彼の生き方に大きな影響を与えた。
ノエルとの繋がりは彼女が学園卒業を期に帰国したことで断たれてしまうが隼人とアイリとの付き合いは続き、数々の事件を乗り越えて隼人との友情は無二のものとなる。
聖クロニカ学園学園長に就任後は女子高だった学園を共学に変更したことを始め、一般入試枠の増加、学則の緩和、部活動の奨励、特殊な生徒のスカウトなど数々の革新的な試みを断行。
これらの活動により隣人部メンバーが聖クロニカ学園に集まることになったため、僕は友達が少ないという物語の舞台を整えたはじまりの人物であると言える。
小鷹と星奈の婚約は冗談半分で本人の意志次第ですぐに破棄して構わないと考えているが、親友である隼人やアイリと親友以上の関係、家族になりたいという彼の微かな希望がこめられている。