投票にいたるまでの経緯
絶体絶命10巻「校長のダイエットじゃっ!」にて校長がじーさんたちに焼肉をおごってくれることになったのだが、じーさんたちを迎えに訪れたその姿はまるで別人のように丸々と太ってしまっていた。
当人は太ったことを気にしつつも食欲に逆らえずにいたが、このまま太り続けたらいずれゲベに喰われることに気が付き、本気でダイエットをすることを決意する。そこでじーさんの監督のもと1ヶ月間ダイエットを行った結果、メイン画像のようなまるでイカみたいな生物になってしまう。
本来ギャグマンガならこのような事件が起こっても次回には何事もなかったようにリセットされるのが相場だが、巻末に書かれた「次回からは新しく生まれかわった校長の活躍にご期待ください(※マジで)」の言葉通り、次の回「校長のその後じゃっ!」でもそのまま登場。
じーさんは「前の校長は死んだってことでいーじゃん」として新しい校長を受け入れることを決意、孫はこれに一度は反発するも、脳裏には校長の死亡シーンばかりが浮かんだため、「やっぱり死んだってことでいいです」と受け入れようとした。
しかし新しい校長は
- 登場して3ページで(または5分おきに)溶ける
- 台詞が横倒しで「ぴにょーむぴにょーむ。すけるとんぶらじゃー。」
- 頭からマヨネーズを噴射する
- あやしげな術で自動車などのものを溶かす
- 歩いた後がベトベトする
- いきなり増える
- 実は結構臭い
……などなど奇妙な行動ばかりを繰り返すため、じーさんも「やっぱり前の校長のほうがいいな〜。」と思い始め、つのる思いを抑えられず、ついに「前の姿に戻ってくれよぉ〜!!」と号泣。そして…。
「だれか…、だれか校長をもとにもどしてくれぇ……。」
「たのむ…だれでもいい…。神さま ほとけさま…、
読者のみなさまぁ~、校長をもとにもどしてくれぇ~っ!!」
とゆーワケで、
『第1回 どっちの校長がいい?校長人気投票!!』
「キミのハガキで校長の姿が決まるぜ!!」
孫「なにぃーっっ!?」
かくして、他のマンガでよくやってる人気投票のようなノリで校長の姿(未来)を読者のみんなに決めてもらう(孫曰く「クソみてぇな」)本気の投票が始まった。
投票内容
そして、校長の運命を左右する選択肢は以下の4つ。
- ①前の校長がいい
- ②新しい校長がいい
- ③どーでもいい
- ④お母さん!!ボクのおしりから焼きソバがにゅるにゅるにゅるにゅる!!(以下、「ケツから焼きソバ」)
孫「ヘンなのまざってりゅーっっ!!」
作者(③か④が1位になったらどうしよう…。)
その結果は…
投票総数は驚異の5236枚。(孫曰く「そんなにきたんか!!こんなくそアンケートに!!」)
そして結果発表となり、遂に登場する1位の校長。果たして、5000人越えの読者がえらんだ校長の運命は…
そこに立っていたのは、なんと②の「新しい校長」。
…と思いきや、全身が光りながらひび割れていき……
校長「大復活じゃーい!!!」
『1位 ①前の校長がいい 2261票』
「新しい校長」の姿をぶち破り、「前の校長」大 復 活。
奇跡の復活に校長も「やったのじゃいやったのじゃーい!!この気持ちを例えて言うならばー、ラーメンとギョウザが浮気して爆死してえーとえーと…ディィっひっひっひっひぃ~~~~~~!!」と喜びすぎて何言ってるのか意味不明なたとえで大興奮し、転げ回った。
なお、2位以下は以下の通り
2位 | ④番 ケツから焼きソバ | 1447票 |
---|---|---|
3位 | ②番 新しい校長がいい | 952票 |
4位 | ③番 どーでもいい | 512票 |
※このほか、「勝手に⑤番とか書いてきたワケわからんハガキ」(じーさん談)も64枚きたのこと。
上記の投票結果で作者はかなり安心したようであり、内心すごい弱音や後悔を抱いていたことなどをじーさんが代弁していたそうだ。(その他いろいろメタい事情もあったため、「※このへんは読まなくていいです。(作者)」と注釈されていたが♨)
復活を果たした校長はその後、「前の校長がいい」に入れたハガキを前に「自分の人気の証明」とじーさんたちにいばるものの…
もしゃもしゃもしゃもしゃもしゃ
1位のハガキがゲベに全部食べられてしまう。
じーさん「1位のハガキが…、全部食われた…、」
「…というコトは、」
「2位の「ケツから焼きソバ」が1位になります♨」
突然自分のケツから焼きソバがとまらない状況に「こんな1位はイヤじゃあ~い!!」と泣き叫びながらも、ケツから出た焼きソバで「イヤじゃい」の文字を描くなどけっこう使いこなしてる様子であった校長。しかしそんな状況もつかの間、ゲベが今度は「ケツから焼きソバ」のハガキも全部食ってしまう。
孫「…ってコトは…、」
「3位の”アレ”が1位に…。」
校長、再びダイエット後の「新しい校長」の姿に。
(流石に中身はいつもの校長のままだが)元のさやに戻ってしまい、じーさんに笑われバカにされてしまったことで遂に校長が自暴自棄になり、「あーもういーよ!!一生このすがたでいてやらあぁーっっ!!」「あーもうどーでもいーわ!!③番の「どーでもいい」が1位ってコトでいーだろ!!」と開き直るばかりか完全にヘソまげてしまった。
そんな校長に流石のじーさんも哀れんでか「オマエのなりたい姿にならせてやるからどんな姿になりたいか言ってみろ」と声をかけるじーさんだったが、当の校長は「うるせーうるせー!!」と聞く耳を持ってくれない。
その直後、やかましい校長にキレてかまたもゲベが現れ、
えい!…っと校長にエルボーを喰らわし、
がっ!…っと校長を殴り飛ばし、
完(かん)…と終わってしまった。
じーさん「映画館!?」
※とゆーワケで次回から校長は「映画館」になります(BA-90)
その後の校長は…
結果発表の次のエピソード「映画を上映じゃっ!」で、校長は本当に映画館になってしまっていた。(孫からは「つづけて読んでないとなんのことやらさっぱりだーっ!!」とツッコまれていた)
その館内設備はブラウン管1台に座席ふたつという質素な作りで、かつ上映作品はじーさんが監督を務める「おもしろい映画!!」という謎のキャラクターが意味不明な行動を繰り返すだけの珍妙通り越してくだらなすぎるもので、孫は帰りたい衝動に襲われたが、じーさんから映画館のドアは二度と開かないと明かされる(閉じ込められた孫を嘲笑うじーさんだったが、当のじーさんも出られないことに気づくと「うわーんあけてよママー!!ママーママー!!マママーママーママー!!」と大人気なく泣きじゃくっていた)。
それは映画館と化した校長の罠であり、今まで自分をバカにしてきたじーさんたちへの罰として一生閉じ込めてやると宣言。「映画館」という大きく無敵の体と化した校長にじーさんの攻撃など効果がなく、校長自身も自身に勝てるヤツなどいないとすっかりテングとなっていた。
……だが最終的には最近出番が少なくて扉絵からイライラしていた最強さんによって破壊され、※おわり(校長の命が)となって終了。
これにて校長の状態変化は終焉を迎え、次の登場回からは普通の姿に戻った。
余談
- 作者は投票募集の回の最後のコマで(③(どーでもいい)か④(ケツから焼きソバ)が1位になったらどうしよう…。)とつぶやいていたが、仮にこれらが1位になっていたら何らかの理由をつけて校長を元に戻していたのこと。
- 投票した読者には抽選で曽山先生のサインが1000名にプレゼントされたが、1000枚も書いて頭がボーっとしてきたため、色紙に切札勝舞やコロッケを描いてしまったのこと。
- この1年後、今度は校長の名前を決める「校長名前投票」を実施。その結末はこちらを参照。
- Youtubeチャンネルで投稿された動画にて1000キロ太ってしまったじーさんが1ヶ月ダイエットに挑戦した結果、じーさんも同様のような生物(頭のカタチからしてタコっぽくなったが)になってしまうが、流石に「次回からは新しく生まれかわったじーさんの活躍にご期待ください。」にはならず、次に投稿された動画では元の姿に戻っていた。