核ガンジー
かくがんじー
初代Civilizationに存在したと噂されているバグ。
非暴力・不服従を掲げた平和の象徴として扱われることの多いガンジーが核兵器をぶっ放すという敬意のかけらもないとんでもないバグである。
このゲームに登場する各国の指導者にはそれぞれ攻撃性を示す内部パラメータが1~10段階で設定されており、ガンジーは最も攻撃性の低い1に設定されていた。
しかし、プレイヤーがガンジーを選択した上で民主主義政策を採るとこのバグが発生するとされる。
民主主義は攻撃性を-2する効果があるのだが、ガンジーの場合は-1となってしまい、その結果オーバーフローを起こして最高値255をたたき出し、世界中に核戦争を仕掛けるという超攻撃的な指導者になってしまうという。
…という話だが実際のところそんなバグは存在せず、公式がデマとして明言しているのだが、字面のインパクトが凄まじいため都市伝説・ネットミームとして人気を博す。
その結果、公式側も悪ノリしたのか「Civilization5」で正式に実装されるという快挙を遂げた。
このためCivilizationシリーズのプレイヤー間で、ガンジーはキレると怖いというイメージを持たれており何だかんだ愛されている(?)模様。
なお、現実のインドもガンジー暗殺の契機(イスラム教のパキスタンとの融和を説いた為ヒンドゥー教徒に暗殺された)となった第一次印パ戦争を経て、後に中国がパキスタンを支援するなどして起こった中印国境紛争や相次ぐ印パ戦争などから1974年に核実験を行った後、皮肉なことにCiv1発売から7年後の1998年より核兵器保有国になっており、核に関しては一度も核拡散防止条約も批准していないゴリゴリのタカ派国家となっている(これは中道的な立場は非現実的であるとして後年袂を分かつ事になるジャワハルラール・ネルーの外交的路線から来る物である)。