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東京にね、あたし会いたい人がいるんだ。誰かって言うとその人はね、お風呂で寝る人なんだよ


概要

CV:坂本洋子


元々は東京都世田谷区小田急線成城学園前駅近くの高級マンションで暮らしていたが、両親の離婚で高校2年の夏に母親の実家のある高知市に引っ越してくる。

主人公の杜崎拓は親友の松野豊の片想い相手として里伽子と接点を持つようになるが、里伽子も松野から拓のアルバイトの話を聞いてある目的のために彼に近づく。


容姿端麗で学業成績ならびにスポーツも優秀だが、非常に自己中心的で非社交的。そのため高知にいる間に話し相手以上と呼べる友人は拓と松野も含めて3人しかおらず、特に同性から嫌われるタイプとなってしまった。


海がきこえる


父親贔屓だった事から母親にはかなり反発しており、高知でも母親の実家から離れて下宿先から通学したり、拓や友人達を悪く言えば利用してまで東京への帰省を計画し実行するほどである。

しかし父親のいる自宅に両親の離婚の原因となった不倫相手がいたり、以前付き合っていた男友達の素っ気ない態度に直面し、付き添いで高知から同行してきた拓に抱きついて泣くほどのショックを受ける。この一連の出来事に拓は里伽子の不遇ぶりにいたく同情するようになった。

ちなみに、この時里伽子は拓のホテルの部屋のベッドで先に寝入ってしまったため、拓は気を遣って空のバスタブの中で寝るハメになった。


その後周囲には高知大学を受験する姿を見せつつ、高校卒業後に密かに東京の私大を受験し進学していた事が明らかになる。

夏休みには高知に帰省して清水明子など仲の悪かったクラスメイトの女子達と再会・和解し、原作では自身の言動で傷つけた松野とも再会して和解した。

また原作では父の不倫相手とのわだかまりがある程度解消されており、再婚相手の候補者として受け入れようとする様子が見られた。


常に気丈に振る舞っていたが実は打たれ弱く、成り行きから交流が始まったとはいえ拓を心底頼りにしていたと感じさせられる描写も見られた。

文化祭をサボってクラスの女子達に囲まれなじられ手を上げられた際は、たまたま近くにいてすぐ止めに入らなかった拓を思わず涙ながらに平手打ちし、東京で再会するまで交流が途切れる。


原作とアニメ版では、拓が高校卒業後に里伽子の上京を知らされた時期と、偶然再会する時期と場所が大きく異なる。

原作では序盤でクラスメイトの山尾忠志からの電話でその上京を知らされており、拓は大学生活を送りながら里伽子との想い出を回想する。再会したのは夏休み前の複数の大学生が集まるコンパ会場のビストロであり、拓は小田急線豪徳寺駅近くの彼女のアパートを訪ねたり、東京ドームでの巨人戦に誘ったりしている。

その後帰省した高知のクラス会に参加し、帰りに拓と夜の高知城のそばまで散策。原作者が改訂版で編集するまでは、キスシーンも描かれた。


アニメ版では拓と友人たちが里伽子の上京を知ったのは高知に戻ってからである。こちらでは拓がJR吉祥寺駅のホームで里伽子らしき女性を見かけた事をきっかけに、高知に帰る飛行機の中で過去を思い出す形式に変更された。

原作と違って里伽子はクラス会には参加しなかったので拓と松野とは会わず、東京への進学と松野への謝罪の意思は清水を通して伝えられた。また上京した理由として、「会いたい人がいるんだ。その人はお風呂で寝るような人なんだよ」と遠回しながら拓を追いかけた事を親友の小浜祐実に打ち明け、拓にも伝わる事になった。

その後東京に戻った拓は再び吉祥寺駅の反対側ホームにいる里伽子を見つけて今度は駆け出し、里伽子も拓に気付いて乗る電車を見送り再会を果たすのであった。


原作の続編『海がきこえるⅡ アイがあるから』では拓と松野と四万十川ドライブに出かけており、東京に戻ってからは拓との交際を本格的に開始させるなどの後日談が描かれている。


海がきこえる(アイがあるから)


関連項目

海がきこえる 氷室冴子

近藤勝也 スタジオジブリ

青春 高校生 大学生

高知市 高知城 土佐弁

吉祥寺駅 成城学園前駅

1990年代 1993年

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