沙羅(ぴちぴちピッチ)
さら
「オレンジ・パール・ボイス」
「ホーリー・エレガント・ピッチ」
第1期の終盤に敵側として登場した、インド洋を領土とするマーメイドプリンセス。
本来はオレンジ真珠の持ち主で、第1期に登場したマーメイドプリンセス7人の中では最年長(年少組であるるちあ・波音・リナより8歳上)。
物語当初は憎しみの感情から髪が黒く染まっており、黒髪の人間の時の姿が最も登場している。マーメイドの時もヒレや貝が灰色。オレンジはイヤリングと瞳部分のみ。
かつて海月太郎とは相思相愛であったが、物語開始の8年前、彼が自分を置いて日本に帰国したことへのショックで太郎に裏切られたと思い込み、自暴自棄になる。その嘆きと怒りの余波で自国を破壊し、海斗の遭遇した海難事故を起こしてしまったため、プリンセスの資格が無いと考えた末全てを憎んで悪堕ちし、封印の鍵を使ってガクトの城の封印を解く。彼が復活した後はガクトに付き従っていた。
強力な歌の持ち主で、その威力は2段変身したるちあ達3人がかりでも敵わなかった大津波をボイスマイク無しの歌声で掻き消したほど。
物語終盤に波音達の説得によって目が覚め、髪、ヒレ、貝が全て本来のオレンジ色に戻る。
正式なマーメイドプリンセスのメンバーとして最終決戦に参戦するが、最後は過ちの償いから、オレンジ真珠をるちあに託し、ガクトに寄り添いながら海の藻屑となっていった…
第2部およびピュアでは精霊となって現れ、幾度もるちあ達を導く。自身の後任である星羅のために、真珠を託したるちあのことを見守っていた。
手持ちの曲は「Return to the sea」。最初と2番の歌詞は海月がいなくなった時の気持ち、最後の歌詞は海月の誤解が解けた時に歌った。1~2番は経文のような独特のリズム、最後は一変して爽やかなものになるという変則的なメロディー。
金色の髪飾りとチョーカーをしており、ベアトップ式のロングドレスが特徴的。
変身したのは1度のみだが、他のマーメイドプリンセス同様2段変身を行っている。
腰にリボンがついており、手袋とブーツのひらひらは2枚ある他、左手首にブレスレットがついている。
衣装の基本デザインは後任の星羅に引き継がれた。