概要
恐ろしい事、威力がある事の比喩である。
比喩表現として、「泣いている子供が、『泣き止まないと○○を呼ぶぞ!』と言えばすくみ上がって泣くのをやめる」という恐怖の上級表現として表す言葉である。
しかし本当に恐ろしかったら、泣き止むどころか、恐怖のあまり余計に泣き出すだけなのでは……?
語源は『三国志』に登場する魏(曹操軍)の猛将張遼に因む(メイン画像の人)。張遼は呉との戦いで尋常ではない被害を出しており、呉の住民たちは鬼のように恐れていた。その恐怖ぶりたるや、「遼来来」「遼来遼来」(張遼が来たぞ)と言えば、泣いている子供も泣き止んだほどだ…という。
ちなみに、主君である曹操も「噂をすれば影が差す」の語源だったりする(原語では「曹操の話をすると曹操が来る」)。
関連イラスト
関連項目
なまはげ:「泣く子はいねがあ~!!」