CV:外崎友亮
概要
浅草編の登場人物。
長方形の紋様の羽織(アニメでは緑色)を着た短髪の男性。初登場はコミックス2巻第13話(アニメでは7話)と中々の古参キャラ。
無惨が追ってきた炭治郎を撒く為に、浅草の人混みの中から適当に鬼にされた不運な人。
自我を失い自身の妻に襲いかかるが、炭治郎のおかげで誰も殺す事なく珠世に保護され、事なきを得る。
その後、禰豆子の血を元にした治療薬で自我を取り戻したとのこと。
そして珠世の治療のおかげで“呪い”も解除したらしく、無限城決戦編では無惨の支配から逃れたイレギュラーという立場を利用して陰ながら鬼殺隊側の戦力として加勢し、珠世が薬を無惨に打ち込む事に貢献した。
その後は、おそらく無惨が倒される前に珠世が作った3つ目の「人返りの薬」を服用して、無事に元の人間に戻ったと思われる(珠世が作った薬は3つ。1つは禰豆子、1つは無惨へ投与されたが、3つ目の薬に関しては言及されていない。愈史郎と茶々丸は鬼のまま生きる事を決断したので、残る最後の薬の行方は浅草の彼しか居ない)。
血鬼術「肉の種子」
『誰の血鬼術だこれは』
『この棘の血鬼術は、貴方が浅草で鬼にした人のものですよ!』
予め仕掛けた細胞片を一瞬でイバラ状の枝木に成長させて、敵を刺し貫き『固定』する術。
刺した後も細かく枝分かれする刺突は肉に深く食い込むため、無理矢理引き抜く事は困難。
焦っていて余裕がなかったとはいえ、無惨ですら同化吸収を待って脱出する他なかった程の拘束力を有する。
薬で散々に衰弱し、ダメージが蓄積した無惨ですら数多くの犠牲によってギリギリその場に留められていた最終盤の展開を考えると、薬を打ち込まれる前の万全な状態の無惨を一発で拘束したこの術のポテンシャルは尋常なものではない。
視認困難な微小な肉の種子が広範囲に渡り爆裂するため、常人が巻き込まれれば即死どころかオーバーキルも甚だしい。
万全の無惨ですら対処が困難だった事を鑑みるに、柱相手でも致命の一撃となり得る。
万が一敵に回っていたらと思うと恐ろしい限りである。
因みに無惨も存在を認知していなかった未知の血鬼術であるため、発現したのは支配を抜けた後と推測される。
浅草の人自身が支配を抜けた鬼である事もあり、無惨に対する不意打ちとして効果的に働くことができた要因である。
なお血鬼術は通常、多くの人を食い力を付けた鬼に目覚めるものである。
鬼になった期間も短く、恐らくごく少量の人血しか摂っていないはずにも拘らず血鬼術に目覚めた彼は稀有な例の一つであり、ネット界隈では「鬼になる素質があった」「(ピンポイントで見つけられてパニクっていたためか)無惨から貰った血の量が多かった」「自我を回復せず人を食わないで成長した鬼は何か特殊な素質を得るのではないか(ほぼ同条件の禰豆子が血鬼術に加えて特異体質に目覚めているため)」などと推察されている。
劇中でたった一度しか使用されなかった能力にも拘らず、連載が進むにつれ読者からの評価が相対的に上がっていったこともあり人気を集め、ネットの一部界隈では通称「浅草ニードル」として親しまれている。
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