概要
浜名湖佐久米駅は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町佐久米にある天竜浜名湖鉄道の駅。
略歴
1938年4月1日に、国鉄二俣西線(⇒二俣線)の佐久米駅として開業する。
1962年8月21日に、貨物の取扱を廃止。1970年6月1日に無人駅化。
1987年3月15日、国鉄二俣線が天竜浜名湖鉄道に転換され、浜名湖佐久米駅に改称する。
駅構造など
単式ホーム1面1線の地上駅。
駅舎内に喫茶店「かとれあ」がある。
駅前には牛の形をした公衆トイレや、鰻の形をしたオブジェなどが設置されている。
浜名湖が目の前にあり、線路のホームと反対側はすぐ湖である。メイン画像のとおり、駅すぐ横の湖上に東名高速道路の高架があり、景色はあまり良くない。
冬は多数のユリカモメが集まる駅として有名であり、近年はテレビ番組や雑誌で取り上げられるなど、駅そのものが観光名所になっている。
駅前には鰻で有名な料理店「さくめ」がある他、東名高速道路を潜った先にホテルグリーンプラザ浜名湖がある。
利用状況
- 2019年(令和元年)の1日平均乗降人員は39人である(静岡県統計書より)。
- 利用客は多くないが、冬期は前述の通りユリカモメ目当ての観光客が多く集まる。近年は観光客のマナーも問題となっており、天竜浜名湖鉄道からマナーに関するお知らせが次のように出された。
- 浜名湖佐久米駅からのお願い
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 49人 |
2009年(平成21年)度 | 44人 |
2010年(平成22年)度 | 43人 |
2011年(平成23年)度 | 58人 |
2012年(平成24年)度 | 63人 |
2013年(平成25年)度 | 42人 |
2014年(平成26年)度 | 36人 |
2015年(平成27年)度 | 59人 |
2016年(平成28年)度 | 52人 |
2017年(平成29年)度 | 39人 |
2018年(平成30年)度 | 37人 |
2019年(令和元年)度 | 39人 |
その他
あfろ原作のキャンプ漫画『ゆるキャン△』に登場する各務原なでしこの実家の最寄り駅で、作品内に当駅が登場する。モデル地は、東名高速道路を潜る湖沿いの道を20分弱歩いた地点(東都筑駅からも行けるが、作品内では駅前のさくめで鰻を食べるため当駅を利用)。2021年にTVアニメ及びTVドラマ化したのを記念して、ゆるキャン△コラボきっぷの発売もされた。