CV:岡本寛志
概要
デジモンゴーストゲームのゲストキャラクター。葉櫻学院に通う天ノ河宙の後輩の男子生徒。
出身は大阪で、東京に引っ越した上で葉桜学院の男子寮に住んでいる。
コテコテの関西弁で話し、気さくな性格ではあるが、内心は東京の生活に馴染めず友人作りに苦労している様子。
そんな彼も、近年の噂のホログラム・ゴーストが引き起こす、怪奇現象に巻き込まれていく事になる。
各話での動向
第44話「赤錆」
ある日「MY NO JELL」と言う配達サイトを発見した深津。それは欲しいものを注文するとたった一晩で届くと言う驚異的な速達が売りのサイトであり、これを利用して生徒のリクエストに応えて様々な物を注文することで友達を作っていた。
その一方、本人がそのサイトを使い始めた頃から寮の各所に赤錆やひび割れが発生、しまいには倉庫が倒壊するようになった。
後日、瑠璃から欲しいものを夜に届けてくれる小人・「ごほうびエルフ」の噂を聞きつけた宙から「ごほうびエルフに関するサイトを見せて欲しい」と追求されて渋々見せる。宙からここ最近の異変から警告されるが、友達作りの為の手段を失いたくない深津はあまり耳を貸さず、その後も大量に商品を注文してしまう。するとその晩、寮が大きく揺れ始めた。
実は「MY NO JELL」には裏があり、ジェリーモンに雇われていたアンティラモンが気の流れを操る能力で建造物の鉄分を吸収して商品を生成しており、知らず知らずのうちに寮の急速な劣化を招いてしまっていたのだ。
逃げ遅れてしまった深津は自室にうずくまりながらも何とか倒壊寸前の寮から脱出しようとするも、エレベーターが動かず困っていると、救助しに来た教員に保護され脱出できた。
しかし、エレベーター内にパソコンを落としてしまい、そのパソコンからジェリーモンが注文を全てキャンセルにした事でアンティラモンを沈静化。彼らが寮を修復した事で商品が消滅してしまい、生徒達から非難を浴びて一気に信用を失うこととなった。
第50話「オカエシ」
東京旅行を楽しみ、地元の大阪に帰る友人を見送った際、「半年になるし、東京で友達を作ったほうがいい」「友達ができないから普段は泣いている」とからかい半分で図星を突かれた。
「初日で友達100万人や!」と強がっていたが、ふと我に返ってみるとやはり東京の暮らしに馴染めず寂しさに思いを馳せていた。
翌朝、ふと目覚めるとプッチーモンが出現。一度は戸惑いつつも、宙のガンマモンと同じようなAIホログラムと思い、受け入れる。
一つ欠点があるとすれば、プッチーモンが行動を起こすたびに、自分の行動と同じ事を取らせる“お返し”を要求し、できないとそれを数える事があるが、それを除いてもプッチーモンに助けられつうも友好的な関係を築いていった。
共同で生活し始めて数日がたった後、プッチーモンはメイクラックモン:ヴィシャスモードへと進化を遂げる。進化前とは全く違う出立ちに驚きつつも生活を続けるも、メイクラックモンの“お返し”の要求がより頻繁になっていく。
深津も以前のように“お返し”を求めてくる事に困って食堂で一悶着あった後、メイクラックモンから「これまで5回もお返ししてくれなかった」「お返しは自分と同じ行動じゃないといけない」と不満をぶつけられるが、「俺に出来へん事、何をどう同じに返せばええんや!?」言って彼女と揉めてしまう。
メイクラックモン「プププ…全部、お返ししてね?メイの爪はね、とんがってるの!理久も同じして、お返しして!」
「メイのお耳はね、もっと三角でかわいいの!同じして、お返しして!」
するとメイクラックモンは彼の体を強引にいじり、自分と同じ姿に矯正しようとする。狂気的とも言える彼女の“お返し”にすっかり恐ろしくなった深津は寮から飛び出し、一転して狙われの身となってしまった。
その後、逃げた先に進化前のプッチーモンが自身を見かけた公園にて、メイクラックモンと鉢合わせ。絶体絶命と思いきや、メイクラックモンはわざと彼を突き放す発言をする。
それは宙達から「人間とデジモンは全て同じと言う訳ではない」と言う教えられ、せめて深津が同じ人間と仲良くなれる様に後押しをする為だった。
その後、メイクラックモンと唐突な別れを経験した深津を見つけた宙と清司郎は、理由を詮索せず彼の無事に安堵する様子を見せる。
涙を流した事を仄めかせながらも、深津はいつもの調子で彼らに連れられつつ寮へと帰っていった。