概要
1753(宝暦3)年、9代将軍家重の次男重好が、賄料3万俵を与えられて創設した。家名は1758(宝暦8)年に清水門内に屋敷を賜ったことが由来となっている。
重好に子はなく死後一旦当主不在となり、その後11代将軍家斉の子が4人当主入りしたものの、早世したり他家に養子入りしたりするなどで不在の期間も多かった。
1870(明治3)年に水戸徳川家より篤守が当主入りした後は、現在に至るまで篤守の子孫で続いている。
ただほかの2家同様華族令で伯爵に叙爵したが、経済的な問題から1899(明治32)年に爵位を返上する羽目に陥ってしまう。その後篤守の跡を継いだ好敏が日本での飛行機による初飛行という功績により男爵を授けられて復活することとなった。
歴代当主
- 徳川重好
- 徳川敦之助(家斉の五男)
- 徳川斉順(家斉の七男、後に紀州徳川家を相続)
- 徳川斉明(家斉の十一男)
- 徳川斉彊(家斉の二十一男、後に紀州徳川家を相続)
- 徳川昭武(徳川斉昭(水戸徳川家当主)の十八男、後に水戸徳川家を相続)
- 徳川篤守(徳川慶篤(斉昭の長男、水戸徳川家当主)の次男)
- 徳川好敏(篤守の長男)