概要
『バイオハザード7』の登場人物「エヴリン」の可愛らしいイラストに付けられるタグ。作品やエヴリンについては該当記事も参照にて。
エヴリンは、作品のストーリーの所々で存在が示唆される、正体不明の少女。無造作に伸ばした長い黒髪に、黒のワンピースを着ており、物語の中盤から主人公のイーサンの前に姿を現し始める。ホラーな世界観に似合う不気味さを兼ねながらも、顔はあどけなく可愛らしいのが特徴。
このタグの真実
以下、バイオハザード7の核心に迫るネタバレあり。
特異菌
項目名にもなっている特異菌とは、生物兵器エヴリンがまき散らす真菌の一種であり、今作のバイオハザードの根源でもある殺人カビである。
この菌に感染した者には、以下の症状が発症する。
適合できなかった場合 →死ぬ
適合できた場合 →転化という現象が発生。以下のような肉体的変化が起こる。
- 全身の細胞が特異菌に置き換わっていく。
- 超人的な回復能力を獲得し、身体のあらゆる部分が再生するようになる。ナイフで斬られようが、銃で撃たれようが、チェーンソーで切断されようが燃やされようが虫に刺されようが吹っ飛ばされようが、切断部位を癒着させたり再生したりすることができる。軽いものなら自然回復する他に、あらゆる症状は回復薬ですべて解決。
- (生命力には個体差があるらしく、どんなに攻撃しても死なない不死身に近い肉体になることもあれば、限界を迎えると普通に死んだり、石灰化して砕け散る場合もある)
- 致命的なダメージを受けた際に、過剰な回復によって異形の姿に変態する。
- 末期に至るとモールデッドになる。
ベイカー家の面々が人の姿で活動しているところを見ると、転化の進行はエヴリンの気分次第と思われる。
エヴリンの意志一つで特異菌を活性化させ、感染者を即死させることも可能。
また、精神面にも変化が現れる。
- エヴリン(少女)の幻覚を見るようになる。
- 洗脳(曰く「心に無理やり入り込んでくる」)され、エヴリンに逆らえなくなる。
- 異常に攻撃的になり、ヒステリックになる。
- 上述のような性格変化に伴い、グロテスクな発想や暴言・行動を起こすようになる。
- 他者への攻撃以外に、自傷行為を行うようになる。
- 虫が大好きになる。
- 食生活が変化する。それはとても並の人間に食える物ではなく、劇中で食べた人間は例外なく吐き戻している。
- 客人に対し無差別にファミパンを繰り出すようになる。
- 特殊な事情が絡んでいるケースであるが、本来の人格と豹変した人格が混在し、不安定な状態になる事もある。
そして、これらの行動原理がエヴリンに対する「愛情」や家族を守ることなのである。
つまり、特異菌に感染した者は、平たく言えば
「エヴリン大好きエヴリン信者」になってしまうのだ。
「特異菌感染者の聖地」タグは、エヴリンを欲しエヴリンを愛でる者のために設置された聖地巡礼用のタグであり
このワードを検索することで可愛らしいエヴリンのイラストが拝める。
モールデッドたちも日夜このタグのついたイラストを検索しては彼女への愛情を深めているに違いない。
極めて例外的なケースで異常な回復力を保持しつつ、幻覚症状以外は一切エヴリンの干渉を受けずに家族になりそびれたケースも存在しているのだが……
……もしかしたら、このタグをつけられたエヴリンLoverの絵師様も、この項目の執筆に取り組む人も、このタグを検索・巡回するあなたも、既にエヴリンに侵されつつある家族なのかもしれない。
そうだ、それでいいんだ坊や。
お前も「家族」だ。