概要
中国語ではユィミェンコンチュー(Yumian Gongzhu)と呼ぶ。
積雪山摩雲洞に住む妖怪で、父は万年狐王。
正体は玉面狸(日本では狸とされるが、中国では「狸」という字は山猫もしくはハクビシンを指す。「玉面」は「白い顔」という意味)
牛魔王は彼女の元に入り浸って正妻である羅刹女(鉄扇公主)の元に帰らないため羅刹女は不満を募らせており、火焔山の炎を消すために芭蕉扇を借りにきた義弟・孫悟空に(息子の紅孩児が成敗されたこともあって)怒りの矛先を向けることになる。
原典では芭蕉扇争奪戦に巻き込まれる形で猪八戒に殺される。(別に三蔵法師を狙おうとしたわけでもなく完全にとばっちり)
中国で西遊記を題材とした映画等では三蔵を狙おうとして牛魔王をけしかけたりすることもある。
日本で西遊記を題材とした作品では愛人という立ち位置がよろしくないためか、後述の「最遊記」以外は1978年のテレビドラマ版で存在を示唆されたくらいの扱いだったりと出てこないことが多い(牛魔王と羅刹女も不仲ではなかったり)
関連タグ
最遊記の玉面公主
牛魔王蘇生実験の首謀者。
強欲かつ非情な考えの持ち主で、髪を梳くのが下手という理由だけで殺しを命じる事もある。
牛魔王を愛し、彼の正妻になることを夢見ており、牛魔王の正妻である羅刹女を妬んでいる。
また、牛魔王と羅刹女の間に産まれた義理の息子である紅孩児に対しても非情な言動で接している故、紅孩児本人やその直属の部下である独角兕や八百鼡からは毛嫌いされている。
牛魔王との間に産まれた実子の李厘を「大切な一人娘」と言っているが、そこに愛情は皆無で、蘇生実験に必要な道具としか見ておらず、李厘もそれには薄々気付いている。
你健一とは愛人関係にある。