王元姫

おうげんき

古代中国、三国時代の人物。

概要

中国語ではワン・ユェンチー（Wang Yuanji）と呼ぶ。

魏の重臣王朗の孫娘で、司馬懿（仲達）の子の司馬昭に嫁ぎ、後の晋初代皇帝司馬炎（武帝）らを産む。

祖父から「なんで男に生まれなかったんだ」と言われるほどの聡明さを持ったり、嫁ぎ先が魏王朝の実権を握った後も自分で炊事洗濯をしていた等の逸話がある。

魏からの禅譲により晋王朝が建てられると皇太后とされた。没後、文明皇后と称される。

家系について

祖父と父親は魏の重臣である。

祖父王朗

祖父王朗は演義においては蜀を引き立てるあまりいい描かれ方をされなかったりする。（漢の献帝を脅して禅譲を曹丕に渡らせるよう迫ったり、諸葛亮と論戦の末憤死したり…）

また、同姓同名の人物が魏にいて、生きた時代も同じ頃なので間違えやすい。(こちらは于禁を曹操に推挙した方)

ちなみに孫策が攻め落としたのは彼女の祖父の方。

父王粛

あまり知られてはいない人物であるが、

時の魏皇帝曹叡に対して、政治の引き締めや倹約を諌めることができるほど、地位の高かった人物。

そのせいか後に実権を握った曹爽には遠ざけられてしまったが、司馬氏が実権を握ると司馬師の参謀になった。

61歳と割と長生きしている。

司馬昭に王元姫を嫁がせたのは彼である。

ゲーム上

真・三國無双シリーズにおける王元姫

王元姫(真・三國無双)を参照

関連イラスト

関連タグ

魏 晋 三国志

三國無双 司馬昭 司馬夫婦 ローソン