概要
玉石琵琶の妖怪仙人。妲己、胡喜媚の義妹で三姉妹の末妹にあたる。
セクシー系である妲己に対してクールビューティー系の美女。残酷で気の強い女性だが、世間を超越した姉二人と比べると、比較的常識的な思考と振る舞いをする。
序盤で太公望と戦うが、だまし討ちのような形であっさり敗れた。
その後終盤でパワーアップして再度太公望達の前に現れる。自身の原型である石琵琶の弦をメインに使うようになり哪吒を追い詰めたが、太公望の一計で、哪吒はダミーの核をつぶされると復活し、スーパー宝貝「金咬剪」を装備するよう事前に仕組まれていた。結果あっさりと形勢を逆転され敗北。直接戦ってはいないが、太公望によって二度目の恥辱を味あわされることとなった。
だがそれでも生き残れた辺り、非常に運の強い女性であると言えるだろう。
倒されると原型である石琵琶に戻ってしまい何もできなくなるが、エピローグではなぜか人間の姿に戻っていた。
ちなみに妖怪仙人にとって自らの原型を晒されるということは、「恥ずかしいところ」を人前に晒されるのと同じくらい屈辱的なこととされる。
最初に敗れて以降、王貴人は太公望に対して恥を晒された復讐心を持つようになった。
哪吒に倒された際にも、哪吒よりも太公望への恨み事を残している。
宝貝
紫綬羽衣(しじゅはごろも)
三大仙人の一人、金鰲島の通天教主が毒蛾の絹を織って作った長い布状の宝貝。使用することで体が腐れ落ちるほどの強力な毒蛾の粉を周囲一帯に撒き散らすことができる。
また飛ぶこともでき、防御性能も高く、打神鞭の風の刃をそよ風と一蹴した。
しかし、熱を発する宝貝には弱く、太公望の罠に嵌められて破壊される。
アニメ版では毒蛾の粉に燃えやすい性質があり、引火させ爆発を起こして攻撃していた。