概要
甚爾は五条が幼い頃、古くから禪院家と因縁のある五条家に云百年ぶりの「六眼」を持つ子供が生まれたと聞き、こっそり見に行ったことがある。呪力を全く持たない甚爾は禪院家での扱いが悪く、他の呪術師に存在を認識されたことはなかったが、五条は甚爾の気配にすぐに気付き、はっきりと彼の姿を両目に映してた。この出来事は甚爾にとって非常に印象的なものであった。
その十数年後、甚爾は天内理子の暗殺の依頼を受け、高専2年の五条&夏油と戦うこととなる。この際、五条は甚爾に致命傷を負わされ(実際ほぼ死んでいたが)、「最強の呪術師」として死の淵から覚醒する。甚爾は逃げ出すこともできたが、「己を爪弾きにした呪術界、その頂点となった存在を負かしてみたい」という欲求を抑えきれず挑み、結果敗北。五条に息子の恵の存在を仄めかし(暗に託し)、亡くなった。
結局勝敗は五条の勝ちとなったが、甚爾は現状(描写されている限り)唯一、「五条悟」を追い詰め、致命傷を負わせた人物であり、五条も虎杖を指導する際「体術など基礎でゴリ押しされた方が僕はよっぽど怖い」と語るなど、甚爾との一戦は記憶に深く刻まれている様子であった。