「補欠がオケツ出してどーする」
概要
CV:高戸靖広（アニメ版）/茶風林（パチンコ版）/檜山修之（Beeマンガ版）
稲豊中学校に通う中学２年生の少年。男子卓球部所属。基本的には無口で多くを語らない。
小学生と見間違えるレベルの低身長で、坊主頭で幼い外見をしているため、一部運動部の女子からはマスコット的扱いを受けることが多いが、その実態は強烈なムッツリスケベで毒舌家。
更に、卓球台に男性器を乗せてチン座したり、自分のオナラを１年間ゴミ袋に詰めていたりと変態的な趣味を有し、竹田の鞄から部費を盗んで大量のバターやマーガリンを買い込んで野良犬や野良猫をバター犬に調教して全身を舐め回させてエクスタシーに悶えていたこともあった。（ちなみに部費の横領は京子ちゃんも敢行したことがあった。）
将来の夢は「昼は、サラリーマン」である。（夜は？）
神谷ちよこのクラスメートの友野井（他人の前世が見える能力がある）の鑑定では前世は「戦国時代、桶狭間の戦場に居たモグラ」だった。
この結果は前世がドリアンの田辺・ミッチェル・五郎とバッタの井沢ひろみを大いに悔しがらせた。
演劇部の手により女装した木之下ゆうすけを見て本気で惚れてしまい、河原で出会った女性から間違った方向へと励まされ、金属バットで殴って気絶させてからレイプして既成事実を作ろうとしたり「結婚して一緒にブラジルでコーヒー豆を作ろう」と、やけに本当っぽい夢を語るも、木之下にスカートの中の男性器を見せられてショックを受ける…が、すぐに「かまわんですたい！」と立ち直った。
木之下家にお泊まりした際には風呂に自前の「リンゴお風呂セット」を持ち込み、「ヘチマにビオレ」という恐ろしいまでの拘りを見せ、前野と井沢を戦慄させた。
しかも人ん家の風呂場で堂々と小便をするという離れ業まで披露した。
これには前野も「俺でもそこまではできねーぞ！」と驚愕していた。
パンツ職人
前野と井沢ひろみと一緒に三人で木之下ゆうすけの家に泊まった際に、木之下姉の陰部を見るために初登場した特技。
寝ている女性のパンツを、ミリ単位で肌の触覚を騙しながら、布の摩擦を全く気付かれないように脱がしてしまう絶技でパンツ職人（アニメ版では代々パンツ職人らしい）と賞される腕前をもつ。
腕前は連載が進むとレベルアップしていき、体育館で立っていた運動部の女子マネージャーのパンツをいつの間にか下ろしていたり、岩下京子から部室の炬燵を占領されたドサクサに紛れて京子のパンツを脱がし、いつの間にか顔に装着していたりしている。
前野曰く「おまえ…そういう職業があればいーのにな。」
ちなみに田中には顔がソックリな下の名前不明の小学校３年生の弟がおり、腕前は兄には劣るもののパンツ職人である。
ある日、「竹内かん太」と云う少年の家庭教師を頼まれた岩下京子。その竹内かん太の友達の信ちゃんのクラスメイトとして、女体に詳しい田中弟が呼ばれる。
前野のせいで一部の小学生達からデビル岩下と呼ばれる恐怖の存在である岩下京子を倒したい竹内かん太に田中弟は「女性の弱点」をレクチャーする。
田中弟は竹内かん太の部屋で昼寝中の岩下京子のパンツを脱がすことに成功。
竹内かん太は岩下京子を倒すために、女性の弱点だと教わった女性器にナスを入れようと試みるが失敗。寝ぼけた岩下京子にボコボコに殴られて流血するのであった。
田辺との関係
田辺・ミッチェル・五郎とは卓球部ではダブルスを組むことが多く、付き合い自体もそこそこするが内心では小馬鹿にしてる。
「死ね」「クセーんだよ！」等々、田中の田辺への突っ込みは辛辣で容赦がないものが多い。
本人を目の前にして堂々と「くっさー」と言ってしまい、田辺を本気で怒らせて首の骨を折られかけたことすらある。
件の部費窃盗事件の際は、田中が竹田の鞄から部費を盗む犯行現場を田辺が目撃していたのだが、スーパーで何かを大量に買い込んで野良犬や野良猫と戯れる田中を見て
「田中くんは可哀想な動物たちの世話をしているんだ！」
と勘違いした田辺は
「大切な友達を疑うなんて僕は最低だ！」
と部費窃盗の罪を全て背負い、田辺は田中を含めた卓球部員達から殴る蹴るの壮絶な制裁を受ける羽目になったのだった。
田辺・ミッチェル・五郎…今の君は花よりも美しい。
週刊ヤングマガジンで連載末期に誌上で行われた読者人気キャラ投票では、なんと１位の前野と僅差で２位が田中という結果だった。
しかし、逆に嫌いな稲中キャラクターランキングでは２位の田辺に次いで３位が田中という結果になってしまう。
しかも１位が「嫌いなキャラは居ない」だったので、事実上嫌いなキャラクター１位が田辺で、２位は田中という事になる。
この奇妙な結果を当時のヤンマガ編集者はこう評している。
「強いインパクトのある人間は、好かれるけど同様に嫌われることも多いのがよく解りました。彼のキツイ一言に傷ついた人も多い筈。」
