概要
組織票を連続投票させるスクリプトツールで、2001年に雑誌「TIME」の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の顔)」を覗きと覚醒剤で捕まった田代まさしにしようとして使われたことからこう呼ばれる。
しかし、サーバーが集中攻撃された形になって疲弊してしまったためウェブ投票は中止され、この年のパーソン・オブ・ザ・イヤーはアメリカ同時多発テロ事件でリーダーシップを発揮した当時のニューヨーク市長、ルドルフ・ジュリアーニが選出された。
2ちゃんねるが良くも悪くも影響力を持っていた時代のニュースである。
しかし、この事件で田代砲がDoS攻撃スクリプトとして機能することが知れ渡り、以降は特定のWebサイトやサーバーに対するサイバー攻撃ツールとして使われるようになっている。なお、これを行うと威力業務妨害の罪に問われる場合がある。悪用は厳禁。
2022年のウクライナ侵攻を受けて結成されたサイバー義勇軍の「ウクライナIT軍」により田代砲がロシア政府のサイトをダウンさせるために「Tashiro weapon」として正式採用されている。