ハリー:"あの人たちは医者なのかい?"
ロン:"医者?人間を切り刻んじゃう、マグルの変人のこと?違うさ。癒しの『癒者』だよ"
— 癒者についてハリー・ポッターとロン・ウィーズリー 出典『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』より
概要
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』において、主に聖マンゴ魔法疾患傷害病院に勤務する「医者」たち。
原語では「Healer」であり、マグルの「Doctor」とは区別される。
採用
癒者になるにはN.E.W.T.(いもりテスト)の変身術、魔法薬学、呪文学、薬草学、闇の魔術に対する防衛術で「期待以上」以上の成績が要求される。
主な癒者
1741年から1768年までホグワーツ魔法魔術学校の校長を務めたディリス・ダーウェントは1722年から1741年までここで癒者を務めていた。ランスロットという男も聖マンゴで癒者をしていた。
また1995年ごろ癒者をしていたミリアム・ストラウトは長期患者ばかりのヤヌス・シッキー病棟を担当していた。しかし、贈答品に関してのガイドラインを重要視しなかったため死喰い人が送り込んだ悪魔の罠であることに気づかず患者のブロデリック・ボードを死なせてしまう事件が発生した。
余談
ファンダム内ではドラコ・マルフォイがホグワーツ卒業後癒者となったというデマが蔓延している。これは演者が白衣を着て癒者となった画像が広く出回っているためだが、実はあの画像(そして一緒に流布している他のキャラクターの画像も)は単なるファンアート、絵師のchouette-e氏の画風がフォトリアルなだけであって、非公式中の非公式である。
一部のメディアやファンはこれを公式設定であると紹介することがあるが、新奇性をもとめファンアートを無断転載する行動はけっして肯定すべきではないだろう。
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たしかにドラコの杖は「呪い」「癒し」両方に適性があるサンザシを杖材にしており、ドラコは魔法薬学に長けている。けっして彼は低能ではなく、むしろ優秀な魔法使いである。
しかし公式設定で彼はホグワーツ卒業後は父親と同じような暮らし(独立していて、裕福で、働く必要などない)をしている(参照 【公式記事】"Draco Malfoy")。どう考えても超技術職に相当する癒者と関係がない。