概要
小野不由美の小説『十二国記』シリーズの登場人物。描写されている原作作品は『白銀の墟_玄の月』。戴国の人物。
霜元麾下の旅帥。驍宗に対する大逆が起きた後、命を狙われ散り散りになった兵のうちの一人だった。
以下、「白銀の墟_玄の月」のネタバレを含みます。
驍宗失踪後、乱を鎮圧するために霜元と共に承州へ向かい、軍が解散した後も霜元と行動を共にし、高卓に潜伏していた。
霜元と李斎は共に瑞州師にあたり必然的に麾下の行き来も多く、そのおかげで驍宗捜索のため偶然高卓へ訪れた李斎の騎獣・飛燕に癸魯が気が付き、再会を果たすことができた。
再会の際は、温厚そうな皺を刻んだ目元に涙を溜め互いの無事を喜び合い、同じく高卓に霜元が逗留していることを教えてくれた。
李斎が土匪たちに助力した際は、霜元の許可を得て彤矢と共に三千の兵を率い駆けつけ共に戦った。
その後、邂逅を果たした驍宗と共に馬州経由で江州へと抜ける山中で、阿選の放った妖魔に襲われ死亡する。