概要
「勝賀瀬の赤頭」「山北の笑い女」と並ぶ土佐の3大妖魔の一つ。
「本山の白姥」として江戸末期~明治初期作の『土佐化物絵本』に名が掲載されているが、その姿やどのようなことをする妖怪なのかは一切不明である。
白髪で白い服を着た老婆の姿が想像されているが、他の2者は妖怪画が存在しており、白姥のみ「土佐国三ツの妖魔随一本山の白姥」という紹介文しか記載されていないことから、名前しかわからないという設定自体がキモの怪異である可能性がある。
その他、2者の特徴である赤頭の赤、笑い女の若さとの対比という線も考えられる。
もしかしたら今風の表現で言えば、認識阻害のスキルを持っているのかもしれない。