ギロロ「気ヲ付ケェェ!!!」
タママ「はッはいィ!!!」
ギロロ「目を喰い縛れェェェ!!!」
タママ「は… え~~ッ!!?」
「めッ、目を~ッ!?!?」
概要
この台詞が出てきた場面自体は前話にあたる11話のラストが始まりで、テレビから突如として出てきたギロロに対し「果たしてこの人物は何者なのか?」となっていた次のシーンつまり12話の冒頭シーンだった。そのためかなり緊張感が漂うシーンとなっており、テレビの爆発で黒焦げになったケロロの側にいたタママが「お前は…ギロロ伍長!!?」と上官に対して「お前」呼ばわりしており、その発言に対してギロロが「上官を『お前』呼ばわりするのか?タママ二等兵…」と言いながら睨み付け、「気ヲ付ケェェ!!!」とタママに向かって号令をし、続けて発したのがこのセリフ。
本来ここで使う言葉は「歯を食いしばる」なのでこの言葉自体間違っているのだが、ギロロは冷静に状況判断ができているかどうかを試すためにあえてこの間違った言葉でタママを試したのである。
つまり正しい回答は「そんなこと出来ません!」と言うことなのだが…
ギロロ「できんというのか?」
できないことをおかしく思うように発するのである。
当然、緊張感のある雰囲気も相まってタママは…
タママ「え いえ できない事はないかもしれないけど…」
「急に言われても一体 ど どうしてよいやら…」
と言いながら動揺。その様子を見てギロロは自身の手榴弾をタママに投げ渡し…
ギロロ「普通はできん!」
こうして正解を導き出せなかったタママはあえなく撃沈。最終的にギロロから「そのくらいの状況判断もできんとは何という体たらくだ!!!」と酷評されることとなった。
(タママ「うわぁ~!ズル~~~~!!」)
この発言がギロロの初登場回で最もインパクトが強い台詞だったため、それ以降の話数でも何度かギロロがこの台詞を発することがある。
アニメ版でも3話Bパートラストがギロロの登場となっており、4話Aパート冒頭でこの台詞を発している。
まさかの…?!
そして月日は流れ、ガルル小隊がケロロ小隊の地球侵略に変わって地球にやって来た日のこと。
ギロロは兄であり隊長であるガルル中尉と日向家で対面することになった。
ガルルと地球で初めて会ったということもあり、ギロロは緊張した様子で「ガルル」と呼び捨てで呼ぶ。しかしその緊張した弟の様子を見たガルルは突然「キヲツケエ!!!」と叫びギロロに「まわれ~~耳ッ!!!」と命令を下す。
ギロロは突然の彼の命令に焦りつつも従うが、自分で自分の耳を手で回してしまうというミスを犯してしまいあえなく彼の手榴弾で爆発して撃沈。ガルルから「この程度の状況判断もできん体たらくだから 本部もようやく重い腰を上げる事になったのだ」と忠告されるのだった。
そう、見て分かる通り「初登場時は彼自身が後輩にこの訓練を行い『体たらく』と酷評したのにもかかわらず、自身がその行為をされた際は判断できず『体たらく』呼ばわりされる」という完全な「お前が言うな状態」をしまっているのである。しかもそのブーメラン発言を指摘したのが自身の兄だったということで彼の不肖の弟っぷりもにじみ出ており、何とも情けない男になってしまったのである。この影響で彼は「肝心な時に役に立たないかませ犬」と呼ばれ、いじられキャラとして定着するようになってしまう。
余談
この「目を喰い縛れ!」という発言、作中で多く言われていると思われがちだが、実はそう多くは発言していない。
というのもそもそもこの言葉自体間違ったことわざみたいなものなので、突拍子もなくこの発言をするとおかしくなってしまうからである。
ただし上記のようなネタとしてギロロのこの台詞が本編以外で出てくることは多々あり、初代OPである「ケロッ!とマーチ」でもこの台詞が歌詞として入っている。ちなみにカバーの1つである小隊ver.ではこのパートはギロロではなくケロロが担当する。
表記揺れ
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誤用…半分正解
名言…「冷静な状況判断をしたか見極めるために放った言葉」という点ではこうともいえる。