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概要編集

日本のお笑いタレント、漫画家。吉本興業所属。

1977年6月30日生まれ。東京都東村山市出身。父は絵本作家のやべみつのり

男性だが身長158cmと小柄である。さらに、体重は41kgとかなりの痩せ型で、2018年に出演したテレビでは体脂肪率は4.8%と栄養失調の状態にあると診断された。


1997年から2019年まで、高校の同級生だった入江慎也カラテカというコンビを組んでいた。2019年6月に入江が吉本興業との契約解除となり、コンビ活動を休止している(解散はしていない)。

元々ピンでの活動が多く、入江の契約解除後も「カラテカ」は矢部個人の活動における屋号として使われている。

なお、コンビ活動休止となってからも入江とは関係良好であり、入江によればむしろ騒動後のほうが連絡を取る頻度が増えたとのこと。入江が立ち上げた清掃会社ピカピカにも、入江から直接依頼を受ける形でイラストを提供している。


読書家で勉強熱心な性格である。

自身初の全国区番組レギュラーとなった『進ぬ!電波少年』の企画「●●人(●●には国籍や人種が入る)を笑わしに行こう」で、11か月でスワヒリ語、モンゴル語、韓国語、コイサンマン語の4か国語を学習。後にテレビで中国語に生徒役で出演したので、5か国語を学習した。

さらに、2007年には気象予報士の資格試験に合格し、『はなまるマーケット』にて予報の初仕事を行なっている。ときおりブログやTwitterでも、ファンからの要望に応える形で地域ごとの予報を投稿している。

クイズ番組などにも多数出演しており、『決定!これが日本のベスト100全国一斉○○テスト』で雑学王となったこともある。


俳優活動も積極的に行っている。

2004年度NHK大河ドラマ新選組!』では、新選組の初期隊員・阿比類鋭三郎役で出演。2024年度『光る君へ』では主人公の従者・乙丸役で1話から最終話までレギュラー出演した。また、つかこうへい作品など舞台にも数多く出演している。


人脈が広く遊び好きの入江に対し、本人は非常に人見知りである。


漫画家として編集

2016年から『小説新潮』に、矢部と、矢部が下宿する家の大家との日常を描いた漫画「大家さんと僕 」を連載。

次第に評判を呼ぶようになり、2017年10月に発売された単行本は21万部を突破し、2018年4月には第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞している。2020年にはNHK総合にてアニメ化もされた。

執筆の経緯としては、京王プラザホテルに大家と食事に行った際、たまたま漫画原作者の倉科遼と出会い、二人の様子を見た倉科の強い推薦で描くようになったという。


2019年には描き下ろしの番外編「『大家さんと僕』と僕」、および続編となる「大家さんと僕 これから」を発表。

2021年には自身の父とのエピソードを描いた「ぼくのおとうさん」を発表している。


なお『大家さんと僕』シリーズは本人によれば「起きた出来事を元にはしているが、フィクションである」とのことで、漫画に登場する「大家さん」は実在の人物そのままではなく「僕自身が接し、話し、見ていた大家さんからイメージして作り上げたキャラクター」としている。


大家さん(のモデルとなった人物)は「大家さんと僕」を描き終えたあたりに体調を崩して入院してしまい、矢部自身も描きたいことを十分に描けたと満足していたため、2作目は考えていなかったという。しかし、入院中の大家さんに単行本を渡したところ、とても喜んで感想を伝えてくれたことで続きを読ませたいと思ったことに加えて、博多華丸・大吉の大吉ら先輩の勧めもあり、続編に取り掛かったと語っている。

なお、大家さんが福祉施設に移ることとなったため下宿先の家は取り壊されたこと、大家さんは「これから」の執筆中に亡くなったことを明かしている。

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