CV:伊藤昌弘
人物
「チーム・ブラックアウト」のサブリーダーポジションの人物。
神官装束のような服装をした青年で、詩的な言い回しを好んで使う芸術家肌。
職業は画家であり、大倉家がパトロンとなっている模様。
「ワンダヒル」にいる時も鉛筆画を描いたりしている。
人を食ったような印象の飄々とした性格で、度々ダンジ、メグミ、ユウユをからかっている。
そういった面がある一方で、ダンジとは二人だけの場面で共に悪ふざけを行ったりすることもある悪友のような間柄であり、その時に出る表情が本当のザクサの姿である。
過去
「加賀の狂犬」と呼ばれていた札付きのヤンキーだったが、トマリにダンジを紹介された他、トマリによる調教の結果毒気を抜かれ、現在の性格となった。
だが、感情が昂ると地金が出る事も(本人曰く、「計算は得意ではない」との事)。
第二クールでは
何者かの依頼により「チーム・ブラックアウト」に合流せず「ザ・デイブレイク」の内部事情把握の為の密偵として潜入、「チーム狩り」の発端や伊勢木マサノリ関連の事情について調査を行っていた。
「ザ・デイブレイク」との決戦の際に依頼者はトマリであったことが判明。
使用デッキ
その見た目故「ケテルサンクチュアリ」使いかと思いきや、使用デッキは「メサイア」によって惑星クレイに受け入れられた「リンクジョーカー」の末裔の「柩機」ユニットを中心にした「ブラントゲート」で、エースユニットは「柩機の神 オルフィスト」。
使用後場に残り続ける「世界」系のオーダーカードでフィールドの状態を変化させ、それに伴って自陣を強化するデッキ。
「世界」を二枚使用してフィールドが「深淵黒夜」(アビサルダークナイト)に至ると、「柩機の神 オルフィスト」の能力でパワー15000かつブーストを持つ強力なトークンユニットを1度に3体スペリオルコールできるようになり、前列の強化と併せて凄まじいパワーを発揮する。
また、その過程で使用する「世界」カードは基本的に使用後即座にディスアドバンテージを回復できるものであり、布陣を整えるまでに殆ど手札を消耗しないため、継戦能力が高いのが特徴。
安定した戦線維持をしながら攻めていける長所を持つ一方、ユウユやダンジのようなパワープレイやトマリやメグミのようなトリッキーな攻めや戦術を持たない分、「トークンユニットを呼んで殴る」と無味乾燥でワンパターンな攻め方になりやすい。
『will+Dress』でのユウユとのファイトでは新たな切り札「柩機の主神 オルフィスト・レギス」を主軸に据え、各種能力でトークン及びオーダーカードをより攻撃的に活用する型のデッキを使用した。
彼のデッキはトマリに過去に貰ったデッキをカスタマイズしたもの。
余談
担当声優の伊藤昌弘氏はArgonavisのボーカル、七星蓮役を担当しており、シーズン1のエンディングテーマは彼が歌っている。
この事から、第2話での「人は誰も二面性を持っているもの」というザクサの台詞はこの事と絡めてネタにされることも。
…後にトマリとの関係が「女主人と下僕」であることが判明したため、台詞の本来の意味合いはこちらだった模様。
関連タグ
カードファイト!!ヴァンガードoverDress 桃山ダンジ 瀬戸トマリ
諸葛亮:容姿や雰囲気や振る舞いから、彼を髣髴とさせる。モチーフ元か?
ユニフォーマーズへ
『will+Dress』シーズン2にて、ミレイ達を守るべくダンジの指示に従い那古野に赴いていたザクサはマサノリとのファイトに臨む。
だが、マサノリの新たな切り札「戯弄の降霊術師 ゾルガ・マスクス」の力の前に敗北、ファイト前に彼と交わしていた約束により彼に従い「ユニフォーマーズ」の一員となる事に。
尚、このファイトは最初からザクサを手中に収める為に仕組まれたものであり、ザクサはまんまと釣りだされる形となってしまった。
そして、シーズン2最終話では、椅子に拘束された上で目隠しをされているザクサと、彼を中心に謀略を進めようとするマサノリ達の姿が見られたが…。
シーズン3では、ユニフォーマーズ最強のファイター「シロガネ」と名乗り、新たなユニフォーマーズを育成するカリキュラム「ユニアプリ」の広告塔として各所の大会に出場している。
一方で、ザクサの思惑はユニフォーマーズの事実上のトップであるギィとは異なるようだが…?
「シロガネ」としての使用デッキ
ユウユとのファイト以降使用しているデッキをベースに、「オルフィスト・レギス」のマスクス化ユニット「柩機の禍神 オルフィスト・マスクス」及び「マスク・オブ・ヒュドラグルム」、「オルフィスト・マスクス」専用のサポートカードを加えたデッキを使用。
「オルフィスト・マスクス」は、「マスクス」共通の元のユニットを除外して使用できる起動能力でドロップから世界オーダーをオーダーゾーンに置き、その後アタック時にオーダーゾーンの世界オーダーを任意の枚数ドロップに置くことで一枚毎に一体トークンをコール、その際二体以上トークンをコールしていればドライブ+1を得るという非常に攻撃的なユニット。
更にオーダーを置く能力でオーダーの効果をコストを踏み倒した上で使いまわすことも出来る為、安定したプレイングが行える。
「マスク・オブ・ヒュドラグルム」と龍樹マーカー、オーダーカードによるトークン強化、トリプルドライブ、更にはオーダーのグレードを参照してのリアガード除去を組み合わせた圧倒的な攻撃能力は、それまでのザクサのデッキとは一線を画すものとなっている。
ザクサの真意
「シロガネ」となったザクサの変化、それは圧倒的な強さを得たことによる視野の広がり、ただそれのみ。
それによってザクサは「傍観者」である事を辞め、敢えてユニフォーマーズに留まり「表現者」として事態に関わっていくことを選ぶ。
ハルカに育成カリキュラムを受けさせ、ミレイとファイトさせたのもその一環で、これには迷いを抱いていた彼女をファイトを通じてミレイと対話させ、和解させるという思惑があった(実際に二人のファイトが行われた際にはその結果を見越して、二人を象徴するユニットが並び立つ「バヴサーガラとヴェルロードが共にいる絵」を仕上げている)。
そして、ギィへの挑戦権を賭けた団体戦では先鋒としてユウユと対峙し圧勝、ギィへの怒りから視野狭窄に陥り、ユニフォーマーズと同じ「力で相手をねじ伏せる」手段を選んでしまっていたユウユの目が覚めたことを見届けると、ダンジから預けられていた「ユウユの為に用意された切り札」を託した。
どうやらダンジもザクサがユニフォーマーズに入った真意を理解したようである。
「シロガネ」としての関連タグ