概要
1962年生まれ、山口県徳山市(現周南市)出身。
山口県立徳山高等学校を卒業後、上京し明治学院大学文学部仏文学科に進学した。その後、大学を中退し、劇団の主宰を経て、脚本家としてデビューした。
その後、NHK大河ドラマ『龍馬伝』や連続テレビ小説『まんぷく』、『ガリレオシリーズ』、『海猿』シリーズ、『オールドルーキー』、『春になったら』等様々な作品を手がけた。
人物
日本では漫画などを原作とするテレビドラマが多数制作されているが、その風潮に疑問を感じており、オリジナル作品の脚本執筆を重視している。
その理由として、原作が存在するドラマの場合、脚本執筆時の取材作業が軽減されるが、安易にそれに頼るようになると脚本家の質が低下すると懸念しているためである。漫画原作付きのドラマに対して「取材はすべて漫画家さんがやっているわけです。脚本家はそれをやらずに書けます。もちろんこれを否定するわけではありません」としながらも「作品としては成功するかもしれませんけど、こればかりになったら、テーマは見つけられない、取材もできない、オリジナリティがないといった、レベルが低い脚本家ばかりになってしまうのではないか」と指摘している。そのうえで「エンタテインメントでありながら、説教くさくない程度に社会に対する意義らしきものがある。そういうものを、取材してオリジナルで作っていきたい」との抱負を語るなど、自ら取材して独自の脚本を執筆することに強い思い入れを持っているとしていた。