概要
第4部「ダイヤモンドは砕けない」のラスボスである吉良吉影の自己紹介。
紙袋に入れた「彼女」を見られたことで重ちーに正体がバレた際、自分について語ったセリフの冒頭部分。以下全文。
「 私の名は『吉良吉影』 年齢33歳 」
「 自宅は杜王町北東部の別荘地帯にあり……… 結婚はしていない……… 」
「 仕事は『カメユーチェーン店』の会社員で毎日遅くとも夜8時までには帰宅する 」
「 タバコは吸わない 酒は たしなむ程度 」
「 夜11時には床につき必ず8時間は睡眠をとるようにしている…… 」
「 寝る前にあたたかいミルクを飲み 20分ほどのストレッチで体をほぐしてから床につくとほとんど朝まで熟睡さ…… 」
「 赤ん坊のように疲労やストレスを残さずに朝 目をさまさせるんだ… 」
「 健康診断でも異常なしと言われたよ 」
自らの住所や職業、就寝事情まで事細かに敵に説明するラスボスなど他にいただろうか。重ちーの至極真っ当な困惑、そして妙にリアルかつ理想的な生活など、余りにもシュール過ぎるシーンでありカルト的人気を誇る。TVアニメ化された際には国外でも話題になった。
どうやらこの自己紹介は吉良の癖であるようで、バイツァ・ダストの際もつい自らの名を口にしたことで東方仗助に正体を知られてしまうことになる。
ただ、「名前含めて己についての情報を教える」という行為は、教えた相手を生かして帰さないという意味と自負を含んでおり、遠回しな処刑宣告とも言える。