立てば芍薬座れば牡丹口を開けば夜戦馬鹿
たてばしゃくやくすわればぼたんくちをひらけばやせんばか
DMMが誇る人気ゲーム『艦隊これくしょん(以下、艦これ)』に、ある一人のキャラクターが登場する。本タグは、ほぼ彼女専用とされる。
由来は美しい女性を形容する言葉「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」から。
事ある毎に提督に夜戦を要求し、遠征に行かせても夜戦を求め、実際に夜戦に参加すると歓喜し、補給すると次の夜戦に思いを馳せ……といった具合に、彼女の頭の中はいつでも夜戦でいっぱい。
付けられたあだ名は夜戦バカ。夜戦忍者とも呼ばれたり。や川内すきなんて上手いこと言った人もいる。
他の艦娘からの言及(という名の苦情)も多く、ゲーム稼働初期の頃から艦これ界のネタキャラの一人として認識されていた。
何しろ川内が登場していれば、夜戦をしていなくても、昼間であっても、特に戦っているわけでもないのに夜戦バカのタグが登録されている作品も珍しくない。それくらいキャラの扱いが安定しているとも言える。
そんな川内だが、侮るなかれ。おバカな事ばかりやってる様に見えて、実は相当なポテンシャルを秘めている(と考察されている)。
というのも、史実の軍艦である川内のエピソードや、艦これ内における川内の行動を参考にして推察すると、普段の姿からは分からない一面が見えてくるのだ。
- 軍艦の川内に搭乗していた主計科(正確には兵員の糧食を担当する主計烹炊科)が作った料理が海軍の料理コンテストで賞を獲得したことから料理上手なイメージがある(春風は実際に鰯料理を教わった模様)
- というか、時報にて昼と夜の二食を提督に用意する。夜ご飯を用意した際は提督がちゃんと食べたか確認してから外出している
- 漫画『いつか静かな海で』では妹達の着物の着付けや髪のセットをしてあげていた模様
- 家具の一つである『夜戦主義』掛け軸は川内が書いたと考えられ、かなりの達筆であると思われる
- 戦績画面表示時や艦隊帰還時のボイスでの事務的な口調からデスクワークもこなせるらしい、と思われていたが…(後述)
- アニメにて、上官である長門にアイドルノリの挨拶をした妹の那珂をたしなめ、長女としての威厳を見せた
こちらも参考にされたし
あれ? この美少女、実は完璧なんじゃ……
「どうよどう?意外と私女子力高いよね?じゃあ今夜は夜戦しよう?」
『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』が美人の姿や振る舞いを花に見立てた言葉だということは知っての通り。
本タグは川内がそうやって形容されるだけの下地を持っていながら、一度口を開けば夜戦バカとしての本性が露になる台無し感を表現したものである。
意味合い的には『残念な美人』に近い。
なお、デスクワークについては後に白雲の時報にて三水戦の書類は「一水戦の書類はこうもしっかりしているのに…」「ギリギリ可」と嘆かれるレベルの雑さである事が判明しているので、デスクワークはやれるが得意というわけでもない模様。
まぁ、性格的に書類仕事よりも夜戦したがりそうだもんね……
立てば芍薬座れば牡丹
口を開けば夜戦馬鹿
中には顔を出していないのにタグが半分も占領されるものも……