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第三の生物マタンゴ

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だいさんのせいぶつまたんご

変身人間シリーズの外伝にあたる東宝のホラー映画『マタンゴ』に登場するキノコの変異種。

概要

謎の無人島に生息する、食した者の体に変異を起こしキノコ人間にしてしまうという恐ろしい性質を持つ新種のキノコの一種。

これを食べた者は体が次第に胞子に覆われて行き、それにつれて知性が失われ、最終的に成体になると完全に人としての自我が失われて異形の怪物へと変貌する。

またその胞子を浴びただけでも同様の効果が現れる事が示唆されている

その正体は某国の核実験で誕生した変異キノコであるとされ、麻薬の様に精神に作用し、食べた者の気分を高揚させたり幻覚などの症状をもたらす成分が含まれている。

また島に漂着する生物がすべからく空腹である為なのか、それとも元来のものなのかは不明だが、非常に美味であるらしく、例え自身がマタンゴと化す恐ろしい代償を知っていたとしても、誘惑に負けて一度食べてしまうと止められなくなってしまうという、まさに禁断の果実のような効果もあるようだ。

薬品や熱、そして光に弱いという弱点を持ち、じめじめした暗い環境を好み、この性質は後述するマタンゴを食べて怪人と化した人間(書籍によってはマタンゴ怪人という名称で紹介している)も同様である。

ちなみにマタンゴの生息する島はマタンゴ以外に一切食料が無い(野生の芋がわずかに採れるが、雨期になるとそれすらも手に入らなくなる)上に、動物の類は一切おらず鳥たちも決して島に近付かない(ただしウミガメの産卵地にはなっている模様)為、島に辿り着いた生物は島から脱出しない限り、マタンゴを食べるか、飢え死にするかの究極の選択を強いられる事となる。

予告編では吸血マタンゴと呼ばれているが、本編では吸血を行う描写はなく、漂流者を取り囲んで無理矢理キノコを食わせて仲間にしようとする習性を持っている。

マタンゴ怪人

マタンゴを食べた人間の成れの果ての姿。

鍵の施錠されていないドアを開ける、背後から襲い掛かって島の奥地へと拉致するなどと言った知能は残されているようだが、人間らしい行動が見られなくなる。

また明確な言葉も発することなく、某宇宙人たちの様な笑い声の様な不気味で甲高い声しか発しなくなるのも特徴。

マタンゴの性質を色濃く受け継いでいる為、マタンゴの弱点もそのまま通用するが、銃弾で撃たれても死なない程の生命力があるが、銃身で殴られて腕がもげてしまう(ただし、完全に菌糸に体が覆われている為なのか流血はしない)など骨肉の強度は人間のそれよりも劣る模様。

最初は顔の面影が残っているものの、やがて人型を保ちつつも、キノコに手足が生えただけの、歩行などができるキノコの化け物の様な姿へと変異する。

仲間を増やすことに貪欲(本当にそうなのか不明)らしく、完全に変異する前は甘い言葉で相手を誘惑して仲間に引き込もうとするほか、怪物化した後は力ずくで拉致して食べさせようとする行動を取るようになる。

関連タグ

マタンゴ キノコ 東宝怪獣

ケムール人バルタン星人フリップ星人:声が同じ。

似た設定の存在たち

TheLastofUs→菌類の感染者

屍人SIRENSIREN:NTの設定では仲間を増やす行為に似たような行動原理が示唆されている。

きのこ怪獣マシュラ→人間をキノコに変えて操る怪獣。

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