解説
後楽園球場で1次予選が行われた最後の大会。
長年敗者の味方を務めた徳光和夫が翌年開始の「NNNニュースプラス1」のキャスターに就任のためこの大会が最後に。
福留功男も翌年の「ズームイン!!朝!」の司会就任のためこの大会が最後となるはずだったが…
総合司会の高島忠夫が出場者として第1次予選に参加。
最終週で敗者復活戦が行われた。
挑戦者
序盤の予選・チェックポイントで敗者復活を果たした挑戦者が後半まで大量に残っている。
他にもツアー参加は7年ぶりとなる10回連続参加の挑戦者や、他局勤務のOL(ロサンゼルスで敗退)、2回連続で1次予選を突破した前回の上位進出者(全て2次予選で敗退)がいた。
コース
予選・CP | 場所 | 形式 | ルール | 人数 | 罰ゲーム | 備考・関連タグ | 放送日 |
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国内第1次予選 | 後楽園球場 | 1塁側・3塁側移動→スタンド・グランド移動→内野・外野移動→サークル移動 | - | 18017→100 | - | 歴代優勝者7人によるエキシビションマッチが行われた。 | 1987年11月5日 |
〃 | 〃 | 敗者の味方徳光の敗者復活戦 | 歯医者と縁のない人。歯医者によるチェックが行われた後、1人ずつ金の卵が手渡され、額にぶつけて黄身が出た人が復活。 | 17917→4 | - | - | 〃 |
国内第2次予選 | 久伊豆神社 | クイズ神社(凶の出来事クイズ) | 全員おみくじを引いて「凶」を引いた者がクイズに参加させられる。早押しクイズで2ポイント勝ち抜け、お手付き・不正解はマイナス1ポイント。「凶」のおみくじを引いたのは3人。敗者はその場から帰宅の徒についた。 | 104→103 | - | - | 〃 |
国内第3次予選 | 成田空港 | ジャンケン | 先に3勝する。 | 103→52 | - | - | 〃 |
敗者復活戦 | 名古屋 | 名古屋縦断ミニトラクイズ | 2次予選の敗者も加わっての復活戦。舞台は名古屋のパチンコ店「ニューヨーク」。店の前でクイズに正解すると200発のパチンコ玉が与えられ、店内のパチンコに挑戦し、2000発を出した先着7名が復活。クイズ形式は早押し・3択などさまざま。パチンコの途中で玉が無くなれば店の外で再度クイズに挑戦。 | 52→7 | - | - | 〃 |
第1チェックポイント | 成田→グァム | 機内400問ペーパークイズ | 2次予選勝者は上位40人以内の成績を取ること。名古屋の復活者は2次予選勝者の平均点を上回った者。 | 59→43 | - | - | 〃 |
- | グァム | 深夜トレード早押しクイズ | ペーパークイズ通過者のうち勝者組から最下位3人と敗者復活組の通過者3人による早押しクイズで2ポイント勝ち抜け、お手付き・不正解はマイナス1ポイント。 | 6→3 | - | - | 〃 |
第2チェックポイント | 〃 | 突撃〇×ドロンコクイズ | 1問正解すること | 40→21 | - | - | 11月12日 |
〃 | 〃 | 敗者復活・泥んこリンボー早押しクイズ | 泥のプールをロープを潜りながら駆け、砂浜にあるスイッチ盤を早く踏んだ者が解答権を得る。1問正解で復活。 | 19→7 | - | - | 〃 |
第3チェックポイント | ハワイ | 一問多答つな引きクイズ | 4チーム7人に分かれ、4方向に一斉綱引きを行い早押しボタンにタッチしたチームが解答権を得る。一問多答の問題に全員正解すれば勝ち抜け。綱引きの形式は勝ち抜けの度に3方向、2方向へと変化する。 | 28→21 | - | - | 〃 |
〃 | 〃 | 敗者復活あつあつワイキキ新婚クイズ | 挑戦者全員に1から7まで番号が振り分けられ、早押しクイズで1問正解すると同じ番号の新婦に質問をし、それを頼りに新郎の番号を指定。新婚カップルが合えば復活。 | 7→3 | 新婚夫婦の乗ったブライダルカーに追随して空き缶を引きながら走る。マラソンクイズのおまけ付き。 | - | 〃 |
第4チェックポイント | ロサンゼルス | 戦車ロシアン・ルーレットクイズ | 1対1の対戦早押し。1問正解すると1番から5番までの5台の戦車から1つを選び、その戦車の砲が火を吹けば勝ち抜け。「ハズレ」が出たらやり直し。対戦の組み合わせはエントリー番号の少ない順VS多い順。当たりの戦車は2台で、その番号はルーレットで設定。 | 24→12 | ポリスアカデミーに体験入学した後、路上でのドッキリ。 | - | 〃 |
第5チェックポイント | パームスプリングス | 強風かけこみ大声クイズ | 落下傘を付けた状態で強向かい風にあおられながら解答テーブルまで走り、絶叫フレーズを叫ぶと解答権を得る。2ポイント勝ち抜け、不正解はマイナス1ポイント。 | 12→11 | 強向かい風の中「東京直行」の大きな旗を持って空港に向かう。 | 体重が軽い挑戦者ほど不利に追いやられる形式で、実際に敗者になった挑戦者も体重が軽かった。 | 〃 |
第6チェックポイント | デビルスタワー | ご存知バラまきクイズ | 2ポイント勝ち抜け。 | 11→10 | 鳴き真似で牛とコンタクト。 | - | 11月19日 |
第7チェックポイント | バッドランド | 国境突破!!一足跳びクイズ | 早押し。まず2ポイント獲得で通過クイズに挑戦。そこで正解すると次のチェックポイントを飛び越えてメキシコに一足跳びし、4日間のバカンスを楽しむことができるが、お手付き・不正解は0ポイントに戻る。通常早押しでのお手付き・不正解はマイナス1ポイント。一足跳び出来るのは先着2名までで、以降は2ポイント勝ち抜けで、その時点での持ち点は継承される。 | 10→9 | 「出口の無い迷路」を歩いて空港へ向かう。「入口」の看板が実は「出口」というオチ。 | - | 〃 |
第8チェックポイント | リンカーン | 一問多答早押しリレークイズ | 早押しでボタンを押した人から左順に解答する。解答は一巡まで。5ポイント勝ち抜け。 | 7→6 | ヘイスタック競技体験、その後干し草のドームに埋められる。 | - | 〃 |
第9チェックポイント | チチェンイツァ | 恐怖のピラミッドかけのぼり数字クイズ | 答えが数字の問題に対し、正解と思う数字を出して解答する形式。正解するとその数字分の階段を上り、92段(頂上)到達で勝ち抜け。不正解はその数字分降りる。わからない場合は白紙解答(00)もOK。 | 8→7 | クイズ会場のピラミッドの玄室に二泊(一泊の予定だったが敗者が二日後に誕生日だったため二泊となった)。 | - | 〃 |
第10チェックポイント | カンクン | 日の出タイムショック | 朝陽が水平線を上りきるまで行われる早押しクイズ。お手付き・不正解はマイナス1ポイント。一時1問正解で2ポイントになる。クイズ終了の時点で最下位以外の挑戦者が勝ち抜け。 | 7→6 | パラセーリング「スピンネッカー」の体験の後、海を泳ぐ。 | マイナスポイントルールのために0ポイントで勝ち抜けを果たした者がいた。 | 〃 |
第11チェックポイント | マイアミ | 爆走エアーボートカルタクイズ | エアーボートに乗って答えの頭文字のカード48枚の中から1枚拾って福留の所へ行き答える。お目当てのカードがない場合は別の文字のカルタを拾って同じ意味の別言葉や助詞を付けての解答も可能。1問につき3人まで正解。3ポイント勝ち抜け。 | 6→4 | - | 11月25日 | |
〃 | 〃 | 敗者復活戦!日本-米国早起き連想クイズ | 敗者が日本にいる家族に国際電話をして、敗者が出題する連想クイズに答える。90秒の時間内に多く答えた方が復活。 | 2→1 | 護衛としてワニを連れて空港へ向かう。 | - | 〃 |
第12チェックポイント | ワシントン | つぶし合いクイズサミット | まず全体に早押しクイズを出題し、正解した人が他の挑戦者から1人を指名し、用意したカードの問題に答えて指名された側がスルー・不正解なら指名した側が1ポイント、指名された側が正解の場合はその人に1ポイントと同時に指名権がその人に移る。5ポイント勝ち抜け。勝ち抜け者が出るとまた全体への早押しクイズからという繰り返し。 | 5→4 | ガード・ドッグに道案内されつつ空港へ向かう。 | - | 〃 |
第13チェックポイント | ニュージャージー | SM封鎖クイズ | 第1回の優勝者と1対1の早押しで対戦。第1回の優勝者より3ポイント先取すれば決勝進出。第1回の優勝者に3ポイント先取されると失格。決勝進出者が出るたびにニューヨーク行のヘリに乗ってその場を後にした。決勝進出の定員はなし。 | 4→3 | 水上歩行ウェアを着てハドソン川を渡る。 | - | 〃 |
決勝戦 | ニューヨーク | 早押しクイズ | 10ポイント先取。お手付き・不正解はマイナス1ポイント。 | 3→優勝 | - | 歴代回決勝の中でもかつてないほどのワンサイドゲームに終わった。 | 〃 |
優勝賞品
優勝者が訪れたのは、森林が繁っている無人島だった。
優勝者はそこで木々を切ったり味噌汁をこしらえて食べたりした後に旅の中ずっと身に着けていた「名古屋敗者復活」のタスキを記念に地面に埋めることを考えたが、埋めに向かった先は無人島の近くにある岩礁で、それこそが優勝者の賞品だった。しかも満潮時には大岩1個を残して水没してしまう。
それでも干潮時は最初に上陸した無人島と岩礁の間を歩いて行き来ができるというが…
命名された島の名前は「パチンコ島」。
最後は雨の中水没した岩礁に取り残されるというほとんど罰ゲームのような結末に。
なお埋めるはずだったタスキは翌年の優勝旗返還の入場時に優勝者が乗った島のセットのヤシの木に架けられていた。