1913年3月に開業した小田原電気鉄道の貸自動車業と、1914年8月に開業した富士屋自働車の貸自動車業を前身とし、1932年に両社が合併して富士箱根自動車となるが、戦時中の交通事業統合の流れの中で1921年創業の足柄自動車とともに箱根登山鉄道に合併し、同社の自動車部門となった。
2002年に行われた小田急グループ内の再編により箱根登山鉄道より分社化された。
バス事業
路線バス
小田原市・箱根町を中心に、足柄地域や真鶴町・湯河原町を主な営業エリアとし、一部路線は静岡県御殿場市にも乗り入れる。
貸切バス事業
貸切車は大半が特定輸送用なので一般用大型貸切車はごく少数。
特定輸送事業
スクールバス・企業送迎バスを実施。
車両
1970年代頃は日野自動車と日産ディーゼルが多かったが、現在はいすゞ・日野・三菱ふそうの3メーカーを導入している。
箱根地区の道路環境から、自社導入の大型車は全て短尺の高出力車を採用し、タイヤは年間を通じてスタッドレスタイヤ、冬場は状況に応じてタイヤチェーンを併用する。
- 乗降方式はたとえ中扉・後扉がある車両でも前乗り前降り。
- 神奈川県のディーゼル車規制の関係から12年程度で代替され、廃車後の車両は東海バスグループへと流れることが多い。