概要
重症の場合は脳出血や消化管出血(胃腸出血)などの重大な臓器からの出血が起こることもある。
主な紫斑病
特発性血小板減少性紫斑病
免疫システムの異常によって血小板が減ってしまう病気。特定疾患の一つ。
詳細は当該項目を参照。
血栓性血小板減少性紫斑病
全身の毛細血管に血小板が溜まり、血小板が著しく消費されてしまう病気。
出血症状の他に溶血性貧血(赤血球が著しく減ってしまう病気)や腎不全を伴うことがある。
溶血性尿毒症症候群
上記の血栓性血小板減少性紫斑病と似たような病気。
主に腸管出血性大腸菌O157や赤痢菌による食中毒の合併症として起こる。
アレルギー性紫斑病
免疫グロブリン(IgA)と呼ばれる抗体が全身(特に腸・腎臓)の血管を攻撃して炎症を起こす病気。別名、IgA血管炎。
関節の痛みや消化器症状(激しい腹痛、嘔吐、血便)、腎炎(血尿など)を伴う。
子供に多い病気だが、大人がかかった時の方が重症化しやすい。
関連タグ
白血病 再生不良性貧血 血友病 播種性血管内凝固症候群 ウイルス性出血熱…似たような症状を示す病気。