曖昧さ回避
概要
第1次安倍政権時に安倍晋三が提唱した国家像。
安倍は総裁就任に先立って文藝春秋社から新書『美しい国へ』を出版し、『活力とチャンスと優しさに満ちあふれ、自律の精神を大事にする、世界に開かれた、「美しい国、日本」』と定義した。なお、この著書については統一教会の初代日本支部長を務めた久保木修己の著書『美しい国 日本の使命』と内容が酷似していることが指摘されている。
第1次安倍政権時には、内閣官房に「『美しい国づくり』推進室」を設置したが、2回討議を行ったのみで解散し、具体的な成果は無かった。
第2次安倍政権ではこのコピーを使っていないが、先の書籍を『新しい国へ 美しい国へ 完全版』として改めて出版。2013年4月28日の「主権回復の日」式典では「日本を良い美しい国にする責任」と語っている。
また、「うつくしいくに」を逆読みして「憎いし苦痛(にくいしくつう)」として皮肉られた。