概要
自分自身を批判すること。
本来は自分の悪かったことを見つめなおし、教訓とするための前向きなものである。
ただし、その性質上ネガティブな思考に陥りやすく、精神医学ではうつ病の発症につながる危険性が指摘されている。
共産主義において
共産主義運動においても自己批判という概念が存在するが、一般論と異なるのは、自分がすべて悪かったという前提に基づく点である。
大抵は上官や敵対勢力に強要されて行われ、時には命をも奪われる。
ソ連の大粛清、中国の文化大革命、カンボジアのポル・ポト政権による大虐殺が代表例である。
「総括」と称して多くの同志を殺害した山岳ベース事件は、その最たる例である。