プロフィール
年齢 | 19歳 |
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CV | 真殿光昭 |
概要
外見が兄、蝶野攻爵(パピヨン)と瓜二つである。刺爵の次男。
兄より1年遅く生まれただけで予備扱いを受けてきたらしく普通の教育をされたこと、名前ですら高祖父以来の伝統ある「爵」を名付けてもらえず「次男だから次郎」などと適当すぎる名前を付けられたことなどから自分と違ってきちんとした英才教育を施され後継として優遇されていた兄を酷く恨んでいる。次郎からすれば「兄さんが発病するまでは僕が地を這う芋虫だったんだ!」とのこと。そのため、自分が蝶野の家督を継ぐ事が正式に決まっていたこともあって今更兄の病気が治ってしまっては困るという理由から完成直前にホムンクルス本体が入っている容器を破壊し、パピヨンが不完全ホムンクルスになる原因となり割れた容器を前に絶望した兄を嘲笑いながら「てめえなんか誰も必要としてねえんだよっ!」と今までの鬱憤を晴らすが如く兄に暴行を加えて痛めつけるがその直後、ホムンクルス化した攻爵に訳もわからないまま喰われ、最初の犠牲者となってしまった。
なお捕食されるシーンは原作では一瞬で肉体が蒸発したかのような描写だがアニメ版では悲鳴と共に掌にズルズルと肉体が吸い込まれて行くという生々しくグロい死に様(これは次郎の後に殺されたSP達や父親も同様)となっており残酷描写がマイルドになっているアニメ版では珍しく逆に原作よりグロ描写になっている。
作中では殺されたのも仕方がない人物でもあったが、そこに至った経緯は殆ど父親の非が大きいこともあり、作者と真殿氏、一部読者からは同情されてもいる。
またガチガチの英才教育を施されてプレッシャーに押しつぶされそうだった兄からしてみれば自由に育てられていた次郎はある意味羨ましがられていた可能性も高い。
お互いの本音を晒し合えなかったこともこの兄弟の悲劇の一因と言えよう。
しかし長い目で見れば彼の行動がきっかけで最終的にパピヨンとして生まれ変わった兄が「ホムンクルスでも人間でもない第三の存在と言える人畜無害な蝶人」として幸せになれたのでそういった意味では影の立役者と言えなくもない。(次郎が行動を起こさなければ兄は人間に害を為す純粋なホムンクルスになりそのままカズキ達に完全に討伐されていたことは間違いない)。
ちなみに彼がコマびっしりに兄に対して恨み節を吐くシーンはインパクトの強さからネット上でネタにされた。