概要
正式なゲームタイトルは『武装錬金 ようこそパピヨンパークへ』
2007年にマーベラスから発売された漫画「武装錬金」を題材としたプレイステーション2専用ソフト。
ゲーム内容は本編終了後のアフターストーリーの1つとなっており、原作漫画又はアニメの後日談として無理なく楽しむことが出来る。
またアニメ版声優による全キャラフルボイスの会話パートや原作者和月伸宏氏描き下ろしのゲームオリジナルキャラクター「ソウヤ」など武装錬金ファンにとっては堪らないゲームとなっている。
ゲームのジャンルはキャラクターを操作して無数の敵をなぎ倒す所謂無双ゲームの類に入る。
アクションゲームとしてもしっかりと作り込まれており、キャラ育成、収集・スコアなどのやり込み要素、隠し要素、サブゲームなどゲームとしても十分楽しめるものとなっている。
流石に無双シリーズや戦国BASARAシリーズのような大御所ほどの充実性は無いものの簡単なゲーム操作やロード時間の短さなどを初め好評価も多く、寧ろもう少し作り込まれていれば・・・という惜しむ声も多い。総じて「キャラゲーにしては良作」という概ね肯定的な評価に纏まっている。
ストーリー
ヴィクターとの戦いも終わり、錬金戦団の活動も縮小され、カズキ達は普通の高校生活へと戻っていった。
だが、ある日カズキの宿敵蝶人パピヨンからカズキ達宛に彼がオープンしたテーマパーク「パピヨンパーク」への招待状が届く・・・
用語
パピヨンパーク
パピヨンが自身の私有地にオープンしたテーマパーク。表向きはきちんと一般向けに作られたテーマパークで世界中の蝶を集めた蝶の楽園らしく、後日一般公開も予定されている。
しかし、私有地の奥はパピヨンの研究ラボも兼ねており、ドクター・アレクのクローン技術を利用した量産型ホムンクルスを製造するなど怪しさ爆発の場所だったりする。
パピヨニウムと特殊核鉄
本作のキーアイテム。ソウヤがパピヨンにもたらした特殊鉱物で、これを加工することで武装錬金をパワーアップできる特殊核鉄を生成することができる。
ゲーム内でも登場し、キャラに装備することで種類によって様々な効果を発揮することができる。
登場人物
プレイヤーキャラ
ゲームオリジナルキャラクター。キャラデザインは原作者の和月伸宏氏。
カズキ達の前に現れる謎の錬金の戦士。どうやらムーンフェイスを倒すことを目的としているらしいが、カズキ達との共闘を何故か頑なに拒んでいる。
ご存知武装錬金の主人公。本編終了後、学園生活に戻っていたがパピヨンから招待状を受け取りパピヨンパークへと赴く。
カズキの相方兼恋人のような存在。錬金戦団からの命を受け、カズキと共にパピヨンパークへと赴く。
カズキの宿敵。今作ではパピヨンパークを創設し、ソウヤとカズキ達を会わせるため錬金戦団に招待状を送った。
その他の登場人物
今回は前線には赴かず、後方からのサポートに徹している。しかし、会話パートやサブゲーム「ブラボー道場」で登場しており、道場では共闘することもできる。
毎度お馴染み早坂桜花の武装錬金。ストーリー中盤、錬金戦団との連絡係としてカズキ達に合流する。
今回もカズキ達に同行しようとするが、風邪を拗らせてしまいドクターストップ。学園で留守番することとなった。
武藤まひろ、六舛孝二、岡倉英之、大浜真史、若宮千里、河井沙織
カズキの妹&学友達で学園留守番組。今回は風邪でダウンした剛太の看病も担当。
錬金戦団の命を受けてパークへとやってきた錬金の戦士達。カズキ達のサポートを行う。
ムーンフェイスに育てられた経緯を持つ姉弟。今回の黒幕がムーンフェイスと知り、カズキ達に情報提供を行う。
錬金戦団大戦士長。パピヨンが持つパピヨニウムとそれから作られる特殊核鉄の存在を危惧し、カズキ達にパピヨニウムの回収任務を命じる。
今作の黒幕。ヴィクター達と共に月へと渡った筈だったが何故か地上におり、パピヨンパークの奥深くで怪しげな研究をしている。