概要
CV:生天目仁美
5月23日生まれ。身長167cm、体重50kg。
銀成学園生徒会長でありLXEのメンバーで、容姿端麗で成績優秀、ヘルメットのような特徴的な前髪をした、非の打ち所がない美少女である。作中トップレベルの巨乳だが腹黒疑惑あり。
双子の弟に早坂秋水がいるが、後述の悲惨な幼児体験から共依存に陥っている。過去で植え付けられた根強い人間不信と生への執着から、ドクトルバタフライの甘言に乗せられ、弟共々ホムンクルスの信奉者となる。
津村斗貴子と武藤カズキの抹殺を図るも失敗し、自らの過ちに気付くとカズキの負った負傷を自ら肩代わりして彼を救おうとした。それが原因で瀕死の重態に陥るも、斗貴子も加わった3人の核鉄を体に触れさせたことで一命をとりとめ、病院に搬送された。
初登場時からカズキに気があるような素振りを見せており、救われた恩もあって、彼が再殺部隊に狙われたことを知った際は真っ先に彼を助けるために行動を開始した。
原作ではカズキはクラス委員なのでその関係で生徒会室で知り合ったがアニメ版では前述の設定はなくなったので下駄箱前で知り合った。
経歴
赤子の時に秋水と共に、実父の愛人であった早坂真由美(CV:大原さやか)に誘拐され、彼女の子供として育てられる。
一見母親との仲は良好そうであったが、ある日過労による心不全で真由美が自宅の寝床で死去。幼児故に当初は死を理解できていなかった二人だが、腐敗しハエにたかられる母を目の当たりにしてようやく異常を悟る。怖くなった二人が外へ出ようと玄関に駆け出すが、そこには偏執的なまでに南京錠でグルグル巻きにされたドアがあり、常に「外は危ないから出てはいけない」と注意していた母が姉弟を監禁していた事実を知る(アニメ版では規制の関係で母の死体が腐敗する様子は描写されていない)。
このため二人は部屋から出られず、中から必死に助けを求め叫んでも、近隣の住民はモラルの低い人々であったため二人を無視。とうとう秋水と共に餓死しかけ、母の死体が白骨化するほど時間が経過して未成年者略取の容疑で真由美を逮捕しに来た警察にようやく助けられた。しかし対面した実の両親はもはや二人に愛情を示すことは無く、世間体を気にして幼い子らを前に自分本位の喧嘩をし出すお粗末な人間だった(アニメ版では秋水のモノローグで実の親が引き取りを拒否した事実のみ語られており喧嘩の描写はない)。
聡かった二人は全てを悟り絶望。病院を抜け出しあてもなく彷徨っていた所を、発熱し倒れた桜花を救うため、秋水がドクトルバタフライとムーンフェイスに金銭、食料、薬を要求したことで拾われ今に至る。
弓矢(アーチェリー)の武装錬金『エンゼル御前』
CV:水田わさび
唯一自分の意志を持つ武装錬金であり、自動人形のサポートによる超精密射撃が可能。また、右手の籠手は矢を生成する能力を持ち、箙から装填する時間なしに連続射撃が行える。
特性は他人の疲労を肩代わりできる能力。
ぶっちゃけ後半は桜花本人より出番が多い。
余談(蛇足)
エンゼル御前は全武装錬金の中で唯一会話機能があるため、「武装錬金は持ち主の戦闘意欲の表れ」という設定を鑑みれば、彼女の本質は「(わざわざ話し相手を作ってしまうほどの)寂しがり屋」ではないか、と推察するファンもいる。
関連タグ
雪代巴:作者の前作に登場した姉キャラクター。見た目や弟がいる点などいろいろ似ている。
相田マナ:中の人繋がりかつ生徒会長繋がり。ただし、こちらは最初から味方。
八日目の蝉…角田光代作の小説。桜花と同じく実父の不倫相手に誘拐、養育された女性がヒロインとして描かれる。こちらの主犯の女は生存し逮捕に至っており、またヒロインには弟ではなく妹がいる。
小説の内容は実際の事件にヒントを得ているが、事件の被害者である姉弟は殺害されてしまっている。