概要
誕生日 | 5月23日 |
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身長 | 181cm |
体重 | 70kg |
CV:谷山紀章
CV:小林ゆう(幼少期)
早坂桜花の双子の弟で、銀成学園生徒会副会長でありLXEのメンバーである。
剣道の有段者で、昨年全国4位の腕前。剣道の技は「逆胴」を得意としている。作中で六桝が解説している通り、逆胴は刀を差す左脇腹への一撃の為最も「一本」を取りにくい技なのだが、秋水の放つそれの威力は剣術の専門家曰く「真剣なら二本差しごと胴体真っ二つ」に出来るほどとも言われている。
沈着冷静だが内に熱さも秘めており、カズキとも本来は性格の相性が良いと思われる。
桜花同様に「超」が付くほどの美形で女の子(含むまひろ)にもモテモテ、容姿以外も美しい究極の美形である。なお、眉目秀麗かつ文武両道という完璧超人ぶりに、カズキ等4バカが「きっとどこかに欠点があるはずだ」と、漢の最後の砦にして最大の武器で勝負すべく、銭湯で隙を見て覗き込んだところ、それさえも美しかったために、カズキ達が完全敗北を認めたほどである(作者曰く「究極の美形とは何か、と考えた結論が「チ○コすら美形」だった」とのことである)。
姉と同じく、ドクトルバタフライにつけ込まれる形で永遠の生を得るためにカズキ達に戦いを挑んだ。
一見すれば清廉潔白な人物であるが、実際は悲惨な幼児体験から精神が歪み始めて情緒不安定に陥っている。そのためカズキとの戦いでは、傷ついた姉を救う前に敵であるカズキを刺し殺そうとする本末転倒な様を見せ、未熟な実態を露呈させる。
戦いの後は、己の心の未熟を恥じて修行の旅に出ている。戦いを通してカズキには信頼を置くようになったらしく、彼宛てに桜花を頼むとの書き置きを残している。
原作ではその後、姉の桜花はサポート役として再登場したものの、秋水は連載終了後の『武装錬金ファイナル』(注:このあと後日談の『武装錬金ピリオド』が赤マルジャンプに掲載されます)まで一切出番が無かった。修行の旅に出ている上に、桜花とは違いこの時点で武装錬金も持っていない都合上仕方ない面もあるとはいえ、若干不遇な扱いである。
ただしアニメ版では旅の途中で錬金戦団にスカウトされ、再殺部隊の一部のメンバーと共にヴィクター・パワードと一戦交えたりと出番が増えている…が、この展開を番組終了時のエンドカードで秋水が「次回は出番あり!!」が2回連続で予告したり、逆に桜花に「次回は秋水クン出番なし」と満面の笑顔で切り捨てられたりと原作での扱いを踏まえたネタキャラ扱いになっていた節も…。
全てが終わった後は復学し、引き続き剣道の修行に励んでいる。
作者曰く、早坂秋水のモチーフは作者の前作『るろうに剣心』に登場する雪代縁。
経歴
母・真由美、姉・桜花の三人家族として育つ。物心付いた頃から父は居なかったが、大好きな母と姉と三人、小さなアパート住まいの貧しい家庭ながら仲良く暮らしていた。
…しかし、普段から母は二人と『結婚式ごっこ』なる遊びをする奇妙な習慣があり、幼い秋水は意味が分からないながらも、母と姉が楽しそうだからと特に疑問を持たず付き合っていた。
働きに出かける真由美には日頃から「外は危ないので出ないように」と注意されていたため、賢く良い子に育った二人は母の言いつけを守り、部屋の中で二人で遊ぶ毎日だった。
月日は流れ、秋水と桜花がすくすくと成長する一方で母は次第に痩せていき、やがて彼らが3歳になったある日、姉弟を遺して息を引き取ってしまう。 死因は過労による心不全だった。
幼い二人は母の死が理解できず、母が喜んでくれた結婚式ごっこをしながら真由美の目覚めを待ち続けた。しかし真由美の亡骸に蛆が湧き腐り始めたことでようやく異常事態を悟る。秋水は部屋を出ようと桜花を玄関まで連れ出すが、そこにあったのは無数の南京錠が括られたドアだった。二人は自分達が母に監禁されていた事実を悟り、小さな手で鎖だらけのドアを叩き、声の限り叫び、必死に外へ助けを求めた。
不運にも二人のアパートには碌な住民が住んでおらず、二人のSOSに耳を傾ける者は遂に居なかった。
部屋の食糧を食い尽くし、母の死体が骨になるほどの時間が経って、真由美を未成年者略取の容疑で捕まえに来た警察の手によって、餓死寸前の二人はようやく救助される。そして今まで母だと思っていた真由美が実父の愛人にして誘拐犯であること(結婚式ごっこも恐らく真由美の歪んだ願望に伴うロールプレイであると思われる)、彼らの悲鳴が周囲に黙殺されていたことを知った。
病院に収容された二人は実の両親と対面するが、両親は自分達を我が子として受け入れてはくれなかった。
全てに絶望した姉弟は病院を抜け出し、二人きりで生きていこうと誓い合う。しかし数々のストレスに苛まれたせいか桜花は激しく衰弱し、秋水は姉をも喪う恐怖に取り憑かれた。秋水は拾ったガラス片を凶器に、偶然通りかかったドクトルバタフライ相手に金と食糧、そして薬を恐喝する大胆な行動に出る。
その胆力と人間不信に濁り切った秋水の瞳を買ったバタフライに姉弟は助けられ、彼らの信奉者となったのであった。
日本刀の武装錬金『ソードサムライX』
サムライソード、などとは読まないぞ。
先端のみが両刃となった日本刀の姿をしており、長い緒が有るのが特徴。特性はエネルギー攻撃を吸収し、緒の先の飾り輪から放出すること。
名前の由来は『るろうに剣心』の英語版のタイトル『SamuraiX』から。
作者曰く「「刀身からビームやら何やらが出て飛び道具になる」類の能力が好きになれないため、逆にメタ能力になるものを作った」とのこと。そのせいか、武装錬金にはそもそもソードサムライXで吸収できるエネルギー攻撃型の能力がほとんど存在しない。もっとも、打撃も吸収できるので近接攻撃に関しては(作中で秋水が「俺と君(カズキ)は相性がいい」と言っているのと同じく)秋水の高すぎる戦闘スキル故に絶大な効果を発揮する。また、本作のラスボスであるヴィクターもエネルギー攻撃を使えるため、ソードサムライXの特性が役立っていた。