概要
8月6日生まれ。年齢27歳。身長177cm。体重70kg。
錬金戦団の戦士長。現在、錬金戦団最強の攻撃力を持つと称されている。眉毛がYの字。『//』以降は髪を伸ばし始め、現在はひっつめ髪にしている。
性格や性質に難があり、通常の作戦に組み込めない曲者揃いのメンバーを再殺部隊として纏め上げ率いている。ヘビースモーカーであるが、彼の武装錬金はライターもマッチも灰皿も必要としない優れ物である。
人物像
実力は確かだが言動は粗暴で荒々しく、時には非道な手段を選ぶことも厭わないが、7年前に赤銅島事件では捨て鉢になって狂笑し、悔しがりながら大粒の涙を流す、自分の攻撃で防人衛が死したと思いショックを受けるなど、根っからの外道ではない。
しかし、他者に対する思いやりを見せず、すぐ暴力的な手段に訴える姿勢が不快なのか、あまり他者に負の感情を持たないカズキには珍しく嫌われている。火渡も戦士としては甘過ぎるカズキを疎んじているため、休戦後もお互いにかなり折り合いが悪い。
それでもカズキがヴィクターと共に月に向かって一時消息を絶った際にはクソガキと呟きながらも、周りの面々同様にややしんみりした様子を見せていた。
『//』で語られた内容によれば、7年前のルーキー時代は錬金戦団屈指の天才として名を馳せており、勝利を疑わない血気盛んな人物だった。しかし、赤銅島の失態により自信を根本から砕かれ、多くの罪無き人々が無惨に死んだ現実に折り合いがつかず、ブラボーや千歳以上に傷心を抱く。
以降はどうにもならない事を不条理と割り切るようになり、周囲にも相手に無用の情けを持つなと徹底させるようになる。
また、彼宛の電話を受けた毒島華花の前に風呂上がりの全裸姿で登場する若干天然な一面もある。
かつてはブラボー同様「照星部隊」の一員であった。
錬金戦団が事実上の活動休止宣言を出してからは、パピヨンの犠牲になった巳田の後釜として銀成学園の数学教師としての赴任が決定した。
名前の由来は警察内で放火魔を意味する暗語から。
ブレイズ オブ グローリー
ナパーム弾の武装錬金。本来なら巨大な焼夷弾の姿をしているが、伸縮自在であり普段は赤い火の玉に擬態している。
本来は直径500m、着弾温度5100度の大爆発を起こすという危険な代物であり、空中に浮かべることで足場にもできる。
また、この武装錬金は使用者に熱エネルギーを吸収(『//』では火山の噴火すら吸収し止めていた)し、血肉を炎に変えた不死身の生命を与える。
なんだこのチート武器。
ただし、完全に弱点が無い訳ではなく、燃焼の性質上酸素が無い環境に置かれるとそのまま消滅=死亡となる。
坂口照星のバスターバロンに騎乗した際には、毒島のエアリアルオペレーターと共に使用することで背中のスラスター内でオライオンシステム(ブースター内で何度も爆発を起こしその勢いで前進する)を起動させ、地球の引力圏を突破した。
関連タグ
志々雄真実:作者の前作に登場する、炎使いで粗暴で天才肌で愛煙家のライバル。
ロイ・マスタング:炎を使う、チート級の錬金術繋がり
火渡カイ:『爆転シュートベイブレード』の登場人物。同姓の男子であり、また同じく8月6日生まれの共通点がある。
不死川実弥:『鬼滅の刃』の登場人物。中の人が同じ、根は人格者だが一見すると過激な言動、性格なためにそれが原因で主人公とはやや険悪な関係だったりと色々似ている。