見損なったぞカーネル!
みそこなったぞかーねる
\ホワアアアアアアア!!/
元々は『ロックマンX4』でゼロがカーネルに向けて言い放ったセリフ。
カーネルは軍人としてのプライドを優先するあまり、スカイラグーン墜落事件でイレギュラーハンターへの出頭を拒絶。その結果、彼が所属するレプリフォースへのイレギュラー容疑が深まってしまうのだが、組織を守る為に司令官のジェネラルは実質部下であるカーネルの独断行為の尻拭いをさせられる形でレプリロイドのみの独立国家を樹立すべく武装決起する。
これによって、レプリフォース全体が正式にイレギュラー認定されてしまい、「レプリフォース大戦」と呼ばれるシリーズでも最悪規模の戦争にまで発展する。
大戦の半ば。カーネルからのメッセージでメモリアルホールへ呼び出されたゼロは、現地でカーネルの姿を見つけるなりゼットセイバーを抜いて斬りかかった。その際に発したセリフがこの「見損なったぞカーネル!」である。
ゼロはカーネルと顔見知りであり、以前は切磋琢磨しあう戦友関係でもあった。
かつてカーネルを信頼していたゼロだからこそ、彼がプライドの高さゆえに戦争を引き起こしたことを「見損なった」と評したのだろう。
なお、ゼロは呼び出された理由を「イレギュラーハンターとレプリフォースの誇りを懸けた決闘」と判断していた(実際エックス編ではそうだった)が、カーネルは不意討ちされたことを驚いており、積極的に戦う気は無かったように見える。
本来はゼロをレプリフォース側へ引き抜くべく交渉に訪れたのかもしれないが、例えそうだったとしてもレプリフォースに戦争を起こさせる原因を招いた事に怒りと反感を覚えていたゼロからは拒絶され、見損なわれたであろう事は想像に難くない。
アイリス『レプリフォースからメッセージが来ています…。』
カーネル『ゼロ!メモリアルホールで待つ!必ず来い!』
アイリス『行かないで、ゼロ!兄さんと戦わないで!』
ゼロ『軍人とハンターの誇りを懸けた戦いだ。逃げる訳には行かない…出撃する!』
(ここからムービー)
ゼロ『カーネル!見損なったぞカーネル!』
カーネル『何をする!?』
ゼロ『今からでも遅くはない!クーデターを中止しろ!』
カーネル『断る』
ゼロ『そうか…行くぜ!』
(数秒後)
アイリス『やめてーーー!兄さんやめて!忘れたの?ゼロは私の命を助けてくれたのよ?』
カーネル『この場は引くとしよう…だが次は容赦しない!』
アイリス『ゼロ…お願い…兄さんと戦わないで…2人がどちらかがきっと…。』
ゼロ『誰かが…レプリフォースを止めなければならない…。』
アイリス『ゼロ!!』
転じて某イレギュラーの巣窟たるMADにおいてカーネルが大変情けない醜態を晒した際にコメントされるセリフとなっている(現在は姿を見せただけでも見損なわれている)。
兄さんやめて!
なお、2021年現在別世界のカーネルやフライドチキンチェーンの創業者が見損なわれている様子は無い。ただ、前者はパラレルワールド上の存在とはいえカーネルである事に代わりは無いため、本人になんの落ち度が無いシーンでも登場する度にこのコメントが飛び交う(カーネルカオスが弱いことやエグゼ6での出来事は理由が理由とはいえ、見損なわれても仕方がないような)。こいついつも見損なわれてんな…。
とはいえファンからは嫌われている訳ではなく、カーネルというキャラクターが愛されている証拠と言えよう。
とかなんとか言っていたらロックマンXDIVEにてカーネルが参戦。4月19日のツイッターでカーネルがトレンド入りする事に。そのせいかあちこちで「見損なったぞカーネル」だというコメントが飛び交った。
実際、初登場イベント「誇り高き兄の愛と試練」では、アイリスがプレイヤーやファン達にバレンタインチョコを配ることを許さず、プレイヤーに襲い掛かるという暴挙に走っている。見損なったぞカーネル!
また、対義語に『見直したぞカーネル!』という語録がある。ちなみに使用例として最も適性があるのはロックマンXDiVEにてカーネルを引き当てた際である。