詩乃(戦国†恋姫)
しの
竹中半兵衛詩乃重治
CV:六条麻日
斎藤家に仕えていた「今孔明」と謳われるほどの智謀に長けた少女。
冷静沈着だが、人見知りで皮肉屋な性格。前髪で目が隠れているが、素顔はとても可愛らしい。
斎藤家への忠義は篤く、美濃に侵攻して来た久遠(織田信長)の軍を幾度も防いでいた。だが、現当主の斎藤龍興の無能さに失望し、意趣返しとして稲葉山城をわずかな人数で奪った。
稲葉山城城下町の井之口で偵察に来ていた新田剣丞とひよ子(木下秀吉)と出会い、正体を隠して城を奪った理由を語っていた。だが、剣丞にはすでに正体に気付いており、詩乃のことを高く評価し、その後の詩乃が行うであろう行動を予期して彼から「あなたを手に入れてみせる」と宣告させる。初めて自分のことを強く求められた詩乃は、剣丞のことを想う様になる。
その後、稲葉山城を龍興に返還して自身は逃亡を図るが、龍興は城を奪われた屈辱と怒りからすぐに追手を掛ける。追手に追いつかれ、討ち死にするよりはと自刃しようとしたところ、間一髪で剣丞達に助けられる。その恩から剣丞に自身の全てを捧げることを誓い、剣丞隊の軍師として常に彼の傍に就く。
自身でも「頭脳労働担当」と公言している通り文武の「文」のみに特化しており「武」の方はからっきし。
一応、上記の美濃出奔の際には美濃衆の追跡を数日に渡ってかわし続けるなどそれなりの水準にはあるようだが、如何せん体力不足が致命的。遠乗りや徒歩移動など体力を要する場面ではすぐに息切れを起こし、海路での行軍などしようものなら真っ先に船酔いでダウンするなど、もやしっ子ぶりを披露する場面には事欠かない。
ひよ子や転子(蜂須賀正勝)とほぼ同期という剣丞隊の中でも古参だが、自身の皮肉屋な性格を自覚しているため自分から積極的に他者と関わりに行くようなことは少ない。
とはいえ、「自分からは関わりに行かない」というだけで仲間のことは大切に想っている。特に同じ軍師仲間の雫(黒田官兵衛)のことは親友と見ており、『オンライン』のメインシナリオで彼女が一時的に安否不明になった際には感情を抑えきれず声を荒らげてしまうほどにその身を案じて取り乱してしまった。