「思い知ったか!この無礼者!」
プロフィール
性別 | 女 |
---|---|
年齢 | 14歳 |
生年月日 | 1777年4月7日 |
出身地 | レスフィーア王国(日本では天降藩) |
身長 | 5尺2寸(157cm) |
体重 | 11貫目(41kg) |
B.W.H | B80W54H81 |
血液型 | A型 |
家族構成 | 本当の家族は全員死亡、育ての親は父・母健在 |
剣の道について | 仇を討つ為の手段 |
武器銘 | 鉄芯入りの横笛/実親の形見のバスタードソード |
流派 | 天降流+我流 |
好きなもの | 桜餅 |
嫌いなもの | 爺のお小言 |
趣向 | 城下町で遊ぶこと |
コンプレックス | 絶っ対にない |
宝物 | 横笛と剣 |
尊敬する人 | 両親(生み、育ての親双方) |
好みのタイプ | 美形でやさしくて強い人 |
特技 | 城から逃げ出す事 |
平和を感じる時 | 城から逃げ出した時 |
キャッチコピー | 運命に殴り込む姫君 |
CV | 荒木香衣 |
概要
『サムライスピリッツ閃』のキャラクターであり、本作のメインヒロイン。
刀ではなくバスタードソード、そして鉄芯の入った横笛を扱って戦う。
ストーリーなど
天降藩の城主の養女だが、実はレスフィーア王国の王女。
本編の10年前(つまり鈴姫が4歳の頃)に、叔父のゴルバによって両親が殺され、漂流していたところを天降藩に助けられた過去がある。
そんな彼女は浜辺に打ち上げられた猛千代が語る、彼の船が沈没した際に見たという紋のついた船のことを聞き、その紋からその船が仇敵であるゴルバの船であることを確信。
「父上、刃兵衛、ごめんなさい。私は…あの男を許すことなんてできない!」
猛千代の制止を振り切り、鈴姫はゴルバを倒すために旅に出るのだった。
なお、鈴姫はレスフィーア王国の王女である上に天降藩の城主の養女(姫)であるため、生来の国と育ちの国のどちらであっても何気に凄い地位の人物でもある(ただしレスフィーア王国は小国、天降藩もあくまで数あるひとつの藩に過ぎないが)。
真っ白で細長い手足と美しい金髪、そして(布にくるんでいるとはいえ)巨大なバスタードソードを持つというその異様な容姿から、彼女の素性を知らない者からは「妖怪」や「鬼」等と呼ばれたり等といった奇異な目で見られて来た過去を持っている。
しかし逆に彼女の素性を知る人(城下町の人々)からすれば、時折お忍びとして地味な着物に着替えて町娘のふりをして城下町にやってきた彼女のことを、この時代に彼女の金髪は当然目立つため、傍目からはバレバレなのに空気を読んで黙っておいてあげる等の温かさを見せることもあったという。
他のキャラとの関係性
夜盗団との戦いでサムライスピリッツシリーズの主人公である覇王丸に助太刀してもらったり、逆に覇王丸の弟子である猛千代が浜辺に打ち上げられていたのを助けたり等、作品の主人公格の人物とはしっかり本編以前から関係性があったりする。
また姫らしく、菅又刃兵衛という天降藩の家老で、鈴姫のお世話係兼お目付け役も存在しており、「城を脱走した鈴姫を見つけること」が彼の特技として紹介されている(彼は72歳という高齢ながらプレイアブルキャラとして参戦している)。
改めて書く必要も無いかもしれないが、本作のラスボスであるゴルバは鈴姫にとっては叔父(父の弟)であり、両親の仇である。
他にも旅に出る前、船での航海中に偶然リムルルと居合わせていたところに仇(ゴルバ)と同じ紋をつけた海賊船の襲撃を受けてしまうものの、リムルルが聞いた精霊の声によって難を逃れている。なおその際にその紋を見た鈴姫は当然のように血気に逸る様子であり、リムルルが必死にそれを制止していたりもする。
性能
14歳の少女という設定や可憐な外見とは裏腹に、(バスタードソードが重いのか)機動力は低く、パワーとリーチで押していくというごりごりのパワーキャラ。
今までのサムライスピリッツシリーズのヒロイン達とはそういう意味でも一線を画す。
リーチが長くて大振りなバスタードソードと、リーチが短いが小回りが利く笛を用いた技を使い分けることで距離に関係なく戦うことができる。
さらに縦切りや横切り、中段攻撃(立ちガードでしか防げない攻撃)等の欲しい技が一通り揃っており、どの技がどの距離に有効かを覚える必要こそあるものの、全体的には使いやすい初心者向けのキャラクターとなっている。
優遇と不遇
『サムライスピリッツ閃』が出てすぐの頃は、鈴姫が主役のゲーマガ誌上企画として本編の前日談である鈴姫が旅に出るまでを描いた『サムライスピリッツ異伝 鈴姫閃翔絵巻』が2008年11月号から2009年8月号までの全10回連載されたり、『ゲーマガver』としてコトブキヤより1/8スケールでフィギュア化された。
フィギュア購入の特典としてではあるが、抱き枕カバー化、お風呂ポスター化、扇子や下敷きまで作られる等々、サムライスピリッツシリーズにおける新たな時代のヒロインとして売り出される輝かしいデビューを果たした。
しかし、その『サムライスピリッツ閃』を最後にシリーズが断絶してしまう。
その後、約11年もの月日を経てサムライスピリッツシリーズは復活し、新作『サムライスピリッツ(2019)』がリリースされるものの本作に鈴姫は登場しなかった。
更にKOFその他サムライスピリッツシリーズ以外の作品にも、覇王丸やナコルルなどの主役級がどんどんコラボ参戦を果たす中で、鈴姫は現在全く音沙汰が無い状況が続いている。
シリーズの新作に出られない原因として考えられるものとしては、『サムライスピリッツ閃』の舞台となる1791年が新作である『サムライスピリッツ(2019)』の1787年よりも未来が舞台の話であるため、これに出ようとすると鈴姫の年齢が10歳になってしまう設定上の問題がある。
その上で『サムライスピリッツ閃』が『サムライスピリッツ(2019)』の時系列に続く『SAMURAI SPIRITS2~アスラ斬魔伝~』や『剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃 サムライスピリッツ新章』とは設定上の矛盾からパラレルワールドである説が強い等々、登場させるにはいくつもの壁が立ちはだかっており、登場はかなり絶望的になってしまっているためと思われる。
上記の事情から、鈴姫は現在は不遇のヒロインの立ち位置に陥っている。
復活はいつの日か、なり得るのだろうか……(一応、時代や世界を超えて参戦しているゲストキャラが複数人いるので、全く可能性が無いわけではないと思われる)。
尚『閃サム』の知名度や扱いに対して人気の高いキャラクターで、『サムライスピリッツ(2019)』において、電撃オンラインが実施した『追加して欲しいキャラクターアンケート』では、189票を集めて7位と大健闘している(ちなみに、1~6位までのキャラは全員、追加DLCで参戦している。また「閃サム」の主人公・猛千代は40票で32位である)。
時代を超えて参戦して欲しいと願ったファンは勿論、10歳の鈴姫に参戦して欲しいと願ったファンも居るのではないだろうか。
余談
名前について
彼女の名前である「鈴姫」は、天降藩藩主の養女になった際に改めて付けられたため、彼女の生来の「本名」については不明である。
鈴姫自身を除けば、登場人物の中では叔父であるゴルバは彼女の本名を知っていそうだが、終始「姫」「貴様」「お前」だけで「鈴姫」とも本名の方でも呼んでいない)。
レスフィーア王国について
レスフィーア王国は架空の国だが、作中ラスボスであるゴルバとの対戦前のデモ画面に表示されている地図によると、最終決戦の地である「新国決起の地」は北米大陸の五大湖の南東(現代社会においてはワシントンなどがある辺り)に位置しているため、この辺りがレスフィーア王国なのだろう(ただし、エンディングにて「レスフィーア王国のような小国」という文章もあり、位置はアメリカの辺りでも国土は広くないのかもしれない)。
ゲーマガ版フィギュアについて
上述のゲーマガ発のフィギュアであるが、衣服がはだけているためそのままでも大変扇情的なデザインであるのだが、実は(規制)までしっかりと作りこまれているため(規制)なフィギュアだったりする。流石に下着は無理だが、着物の方は(規制)が可能。
ゲーマガは(一部18禁のPCゲームの紹介記事も無くも無いが)全年齢なゲーム雑誌な上にフィギュアの誌上販売のページの方にも特段そういうことは書かれていなかった筈なのだが……それで良かったのか?SNK!