「オキノドクニ…」(十字を切る仕草)
概要
CV:依田英助
第6話「赤い謎!スパイルートを海に追え」に登場。
石ノ森章太郎御大の作品『鉄面探偵ゲン』を思わせる姿をした仮面怪人で、先の5怪人とは異なり、ゴレンジャーとは特に因縁を持たない初の仮面怪人である。
その名前の通り、体を複数の鉄の輪に分裂させて狭い隙間も通ってしまうというロボット刑事に登場した「ワッカマン」と似た能力を持つ。この輪自体はとても頑丈な作りであり、ゴレンジャーの武器以外なら容易に防ぐ事ができ、投擲武器や捕縛に使う事も可能である。また、頭部カバーを外してマイクロフィルムをセットする事でデータの解析も可能。
イーグルのスパイが得た、イーグル情報局機密室の見取り図を1億円で購入すると、口封じにスパイの乗った車を爆破した。
更に、鉄塔を破壊することでイーグル情報局の停電を起こさせ、所員が換気のために窓を開けた隙を見計らって侵入。イーグルの研究所の所在地が書かれたマイクロフィルムを強奪した。
アジトにやってきたアカレンジャーとミドレンジャーから逃れるためにバイクやモーターボートで追跡劇を繰り広げる。ちょうどそこに停泊していたクルーザーを発見し、乗っていた家族を人質に隠れ家として利用。クルーザーからのモールス通信を受けた黒十字軍は、マイクロフィルムで解析した地点にある研究所に砲撃を仕掛ける。残るはゴレンジャー基地という所まで来ていたが、アカレンジャー達に人質を解放されて集結したゴレンジャーと対決。アオレンジャーのブルーチェリーで体の節々を狙われて体内のコンピュータが故障し、内部のテープが露出した見るも無惨な姿に変わり果て、モーターボートで逃走した所をゴレンジャーストームをくらい敗れた。奪われたマイクロフィルムはアカレンジャーによって奪還された。
萬画版
黒十字軍の2番手でこちらではモノアイの怪人として描かれた。
首を複数のリングに分割できるロボット恐竜を操り、東京を蹂躙したが、太陽エネルギー研究所のミラーから発生した閃光でロボット諸共融解した。
モモレンジャーからは目的が石油利権の喪失をおそれた某国の依頼による太陽エネルギー研究所の破壊だったと推測された。
なお、以降は「ゴレンジャーごっこ」へ路線変更された為、事実上最後の仮面怪人となってしまった。
加えてゴレンジャーと直接戦っていないのも特筆すべき点。