概要
本名:田村 傳吉(たむら でんきち)、サイレント映画時代に岡山 俊太郎(おかやま しゅんたろう)の名で監督作がある。
長男:田村高廣、次男:田村俊磨、三男:田村正和、四男:田村亮
当初は歌舞伎界に入るも、1923年頃に本格的に映画界に入る。
端正な顔立ちと高い演技力を兼ね備えた二枚目俳優として親しまれ、「阪妻(バンツマ)」の愛称で呼ばれた。
大正末年から昭和初年にかけての剣戟ブームを生み出した剣戟俳優であり、「剣戟王(けんげきおう)」の異名を持つ。日本映画史においてサイレント映画からトーキーへの転換期に活躍、双方で高い実績を残した人物としてしばしば名を挙げられる。
代表作は「無法松の一生」(1943年〔昭和18年〕)など。